香芝市議会 > 2004-03-24 >
03月24日-03号

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  1. 香芝市議会 2004-03-24
    03月24日-03号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成16年第1回 3月定例会          平成16年第1回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成16年3月24日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (17名)    1番 橋 本 元 秀 君          3番 西 浦 秋 男 君    4番 河 杉 博 之 君          5番 北 川 重 信 君    6番 芦 高 省 五 君          7番 竹 下 正 志 君    9番 黒 松 康 至 君          10番 中 川 廣 美 君    11番 長谷川   翠 君          13番 角 田 博 文 君    14番 藤 本 みや子 君          15番 萬 慶 芳 貞 君    16番 清 水 一 雄 君          17番 高 谷   廣 君    18番 田 中 信 好 君          19番 田 中   保 君    20番 長谷川 芳 治 君4 欠席議員 (1名)    12番 大 倉 勝 彦 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     先 山 昭 夫       助役     岡 田 紀 郎   収入役    奥 山 誠 次       教育長    山 田 勝 治   企画調整部長 大 村   弘       総務部長   梅 田 善 久   市民生活部長 吉 田   治       保健福祉部長 奥 野 喜 弘   都市整備部長 野 村 日出夫       産業建設部長 藤 田 榮 作   教育委員会事務局長            水道局長   吉 田 博 昭          山 田 順 久6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 和 田 善 雄                          〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   議第1号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定することについて   議第2号 国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例を制定することについて   議第3号 香芝市職員の退職手当に関する条例の一部を改正することについて   議第4号 香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについて   議第5号 香芝市介護保険条例の一部を改正することについて   議第6号 香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて   議第7号 香芝市自転車駐車場条例の一部を改正することについて   議第8号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについて   議第9号 平成15年度香芝市一般会計補正予算(第3号)について   議第10号 平成15年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について   議第11号 平成15年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第2号)について   議第12号 平成15年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第2号)について   議第13号 平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について   議第14号 平成15年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について   議第15号 平成15年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)について   議第16号 平成16年度香芝市一般会計予算について   議第17号 平成16年度香芝市国民健康保険特別会計予算について   議第18号 平成16年度香芝市老人保健特別会計予算について   議第19号 平成16年度香芝市介護保険特別会計予算について   議第20号 平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算について   議第21号 平成16年度香芝市土地取得特別会計予算について   議第22号 平成16年度香芝市財産区財産特別会計予算について   議第23号 平成16年度香芝市水道事業会計予算について   議第24号 奈良広域水質検査センター組合規約の一部を改正することについて   議第25号 香芝市道路線の認定について   議第26号 香芝市道路線の廃止について   意見書第1号 憲法の改悪に反対する意見書(案)   意見書第2号 年金の改悪に反対し、年金制度の拡充を求める意見書(案)   (追加議案)   発議第1号 香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正することについて   発議第2号 香芝市議会が保有する個人情報の保護に関する規程を制定することについ         て8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    9番 黒 松 康 至 君          10番 中 川 廣 美 君    13番 角 田 博 文 君          14番 藤 本 みや子 君                                 開議 午前10時37分 ○議長(田中保君) 大変お待たせいたしました。本会議を再開いたします。 ただいま出席議員が定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(田中保君) 本日の署名議員でございますが、前日に引き続きましてお願いいたします。追加をいたしました署名議員もよろしくお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 議会運営委員長報告 ○議長(田中保君) それでは、本日の日程を議題とします。 議会運営委員会でご審議をいただいておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 はい、清水運営委員長。 ◆議会運営委員長(清水一雄君) ただいま議長から報告がありましたとおり、議会開会前に運営委員会を持たせていただきました。その結果をご報告申し上げます。 お手元に配布しておりますとおりで、きょうの日程といたしたいと思います。十分目をお通し願いまして、それから議長からちょっと報告がありましたように、条例改正の追加議案という順序でひとつよろしくご了解を願います。どうもご清聴ありがとうございます。 ○議長(田中保君) ただいま議会運営委員長から報告がございました。報告に対しまして質疑を受けます。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 質疑ないようでございますから、質疑を打ち切ります。 お諮りします。 ただいま議会運営委員長から報告がございましたとおり、本日の議事日程とすることに異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議ないようでございますので、あらかじめお手元に配布をいたしております日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 総務文教委員長報告 ○議長(田中保君) それでは、日程に従いまして、総務文教委員会に付託をし、ご審議をいただいています議第1号から議第4号、議第7号、議第9号、議第14号、議第21号、議第22号、意見書第1号、これらを議題とし、総務文教委員長から報告を求めます。 はい、竹下正志総務委員長。 ◆総務文教委員長竹下正志君) おはようございます。 ただいま議長のお許しをいただいて、総務文教委員長報告を行います。 当委員会は、去る3月8日定例議会において付託を受けました議第1号、議第2号、議第3号、議第4号、議第7号、議第9号、議第14号、議第21号、議第22号、意見書第1号について、3月12日に全員出席のもと開会をいたしましたので、その審査の経過と結果について報告を申し上げます。 まず、審査の案件で議第9号を先に審査し、その後順番に審査することをお諮りした後、議第9号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第3号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、歳出のほとんどの項目で不用額が出ていることは悪いとは言わないけれども、こういうご時世、時期には使えるものは積極的に使った方がいいのではないかと質され、理事者から、3月補正では市単独で歳入に伴い調整する事業、また上級機関からの補助等の関係で精査をする事業があり、全般にその年度の精査を行い調整をしている。事務事業は執行しており、その中で不用額が出たものについて減額補正をしていると答弁がありました。 委員から、市長の施政方針でも男女共同参画社会に向けて順調にその作業が進んでいるという話であるけれども、男女共同参画推進費相談業務委託料を少し減額補正しているけれども、この相談状況について質され、理事者から、女性法律相談は平成15年6月から実施しており、内容は夫婦に関する相談が最も多くて24件、経済関係が12件、家族関係が8件、男女関係が4件、その他4件、そしてDVに関するものが4件となっているとの答弁がありました。 また、委員から、男女共同参画社会基本法ができてからかなり経過をしており、意識改革をしなければ家庭も、地域も、社会も変わらない中において、香芝市でも女性施策の推進のための女性政策係ができてかなり経過をしているが、今後、機構改革も含めてどのように考えるかと質され、理事者から、既に男女共同参画プランを策定し、施策の推進に努力している。地域社会、学校、家庭、自治体にはそれぞれの役割があり、特に市民への啓発活動を積極的に行っていく。また、市にかかわる委員会、協議会等についても女性を積極的に登用している。地域社会ではまだ浸透していないところも見られるので、今後、啓蒙啓発していくようにする。また、女性法律相談業務の内容も充実していきたい。さらに、男女共同参画センターの建設に向け懇話会も設置し、提言をいただき、進めているとの答弁がありました。 また、委員から、男女共同参画まちづくりの宣言都市についての考え方について質され、理事者から、男女共同参画社会の実現には、意識改革や啓蒙啓発活動が重要である。まだ条例制定の問題やさまざまな課題があり、今後十分に検討をしていくとの答弁がありました。 委員から、清掃総務費の分担金と街路事業費の委託料の減額の内容について質され、理事者から、清掃総務費の分担金1億4,925万円の減額の内訳は、香芝王寺環境施設組合予算の需用費、光熱水費、電気代の減額によるものである。街路事業費の委託料の4,000万円の減額は、狐井自治会と再三協議を重ねてきた踏切の統廃合が、現時点ではできないことによるものであるとの答弁がありました。 委員から、県予算で警察用地の予算が300万円ついたが、現在の状況について質され、理事者から、県予算は測量費の一部として300万円計上されている。警察署の位置決定は、県警本部が今後条件を示して候補地を絞り込んでいくことになると思う。県警には1年前に資料を提出しているとの答弁がありました。 委員から、狐井の踏切の経過、減額理由、今後の展開等について質され、理事者から、狐井の踏切改良の話が出たのは、中和幹線の県施行区間の北今市地区でJR和歌山線と国道168号線を横断する箇所があり、本線が高架、側道が地下を通る構造の事業を行う協議の中で、JRから香芝市内で1カ所の踏切の廃止を要請された。調査の中で、農道的に人が歩くだけの狐井第1踏切と、車が通れない狐井第2踏切があり、JRは狐井第1踏切の廃止を要請してきた。市は、同時に狐井第2踏切の拡幅整備をJRに要望をした。それを平成14年度から平成15年にわたり地元自治会に再三再四お願いに行ったが、調整がつかず同意を得られなかった。その踏切の整備等の費用は、新規事業でJR委託分測量設計費、工事費及び用地買収費等が6,000万円であり、その中で委託料4,000万円の減額のうち、3,000万円がJRの委託、500万円が設計委託料である。狐井の踏切の統廃合は地元の同意が得られないので、平成15年10月ごろに中和幹線事業とは切り離して事業を進めることで狐井自治会に伝えた。今後、JRの要請とは別に、中和幹線事業のみで県、高田土木事務所、市、JRの4者で協議をしていく。踏切の統廃合や拡幅の計画がある場合は一からJRと協議していくようになるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第9号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第1号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、地方独立行政法人法ができれば、その対象となるのは本市では水道局ということであるけれども、自治体の仕事を別組織にして企業会計原則による採算優先の運営を行うものかどうかと質され、理事者から、一部の業務について、合理化を図るために民間委託を進めていることはある。ただし、民間に委託した場合に、業務の形態が住民の生活、地域社会、地域経済の安定に著しい支障を及ぼすおそれがある場合や、公益性を損なう場合は、地方公共団体に準じた地方独立行政法人が行った方が住民の福祉につながるという考え方に基づくものであるとの答弁がありました。 また、委員から、市議会のチェックについて質され、理事者から、料金設定や職員数、それから3年から5年の中期目標については、議会の権限が及ぶとの答弁がありました。 また、委員から、役員の理事長については、議会の承認なしで任命し、他の役員や職員は理事長が任命するようになっているがどうかと質され、理事者から、そのとおりであるとの答弁がありました。 委員から、法人職員の賃金や労働条件等について質され、理事者から、地方独立行政法人の職員は、身分は地方公務員扱いで、労働関係は地方公営企業労働関係法が適用されるので、今の公営企業職員と同じ扱いである。地方独立行政法人の趣旨は経営の合理化でもあるので、成績等は考慮される可能性があると考えるとの答弁がありました。 また、委員から、地方独立行政法人が解散する場合の職員の雇用について質され、理事者から、最終的にはその法人の判断になると思うが、官民を問わず労働者の権利は最大限尊重されるので、自由に解雇はできないと考える。今は関係法令の整備に伴う条例の整備であり、地方独立行政法人の設立を前提としていないので、運用段階のことについては具体的に言えないとの答弁がありました。 また、委員から、地方独立行政法人は自治体の事務事業を職場単位、事業単位で外部化するための受け皿として別組織の法人を設立し、採算優先の運営を行うことを目的にしていると思う。これは地方自治の本旨をゆがめ、自治体のリストラ促進の条例法案と思うがどうかと質され、理事者から、公共性と効率性の中間形態が地方独立行政法人と考えているとの答弁がありました。 委員から、市の一般会計において地方独立行政法人のような企業会計的な手法を取り入れることについて質され、理事者から、市の一般会計は単式会計であるが、以前複式の企業会計で試算したことはある。しかし、その会計基準も国で提示されていないので、それを導入することは考えてはいないけれども、数年間の連続した会計を行う必要は感じているので、今後検討したいとの答弁がありました。 これに対し委員から、市によっては参考資料で市民に公開しているところもある。本市でも16年度予算に計上している行政経営システムの一環で数値目標として市民に示してもらいたいとの要望がありました。 委員から、情報公開条例に基づき、交際費を開示請求したが、一部開示しなかったことについて質され、理事者から、昨年度の市長交際費について開示請求を受け、一部不開示決定したが、異議申し立てがあり、情報公開審査会に諮問した結果、市が不開示とした一部のものについては開示すべきとの答申があったので開示したが、それ以外の不開示とした香料、見舞いについては個人情報として開示すべきではなく、会費、祝い金は開示すると相手方との信頼関係を損ない交際事務に大きな支障を来すおそれがあるとして市の不開示決定を指示されたものである。本市の不開示理由は、平成13年3月27日の最高裁の判決並びに平成14年1月15日の奈良県知事に対する交際費の高裁判決を参考にしているとの答弁がありました。 委員から、個人情報保護条例と議会との関係について質され、理事者から、議会も個人情報保護条例の第2条に基づく実施機関とされており、個人情報の取り扱いは条例の適用を受ける。また、議会と市長部局等は別の実施機関となるため、相互の情報のやりとりは情報提供に当たり、これには一定の制限がある。しかし、議会は地方自治法第98条や第100条等に基づく調査権があり、最大限協力していく必要があるが、個人の秘密を害するようなものは政令等で一定の制限を受けている。国会議員の場合は憲法第51条により、院内での発言には免責条項があるが、地方議会の議員にはないので、慎重な取り扱いが求められると考える。特に、個人情報保護条例第7条については、実施機関の職員は守秘義務があり、議員にも慎重な取り扱いが求められると考えるとの答弁がありました。 委員から、職員の守秘義務と罰則規定について質され、理事者から、守秘義務は職員のときだけでなく、退職後もあって、また委託業者においても同様である。罰則規定は2年以下の懲役または100万円以下の罰金である。委託業者は会社にも罰金が科せられるとの答弁がありました。 また、委員から、罰則を適用する考え方について、また司法上はどうかと質され、理事者から、条例の策定段階で奈良地方検察庁や県警本部と罰則規定の適用について十分な協議をし作成した。罰則規定を設ければ司法権は及ぶことになる。そのような事案があれば積極的に適用するとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第1号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第2号国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例を制定することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りしたところ、簡易採決で議第2号については、当委員会として可決しました。 続いて、議第3号香芝市職員の退職手当に関する条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、改正する理由とその差額について質され、理事者から、公務員は毎年の給料でも人事院勧告に基づき官民較差の是正をされているので、退職金に対しても社会情勢を見て是正される。景気が回復し民間の退職金がふえれば、それにまた伴って是正される。また、差額については、長期勤続の平均の退職金を3,000万円と仮定し、16年度では2.72%、約80万円の減額、17年度以降については5.45%、約160万円の減額であるとの答弁がありました。 委員から、民間との較差について質され、理事者から、国の調査では、民間は2,790万円、国家公務員は2,948万円であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第3号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第4号香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明の後、委員から、改正理由について質され、理事者から、実態に即して改正したものであるとの答弁がありました。 委員から、改正して削減される旅費の額について質され、理事者から、実績では年間約560万円が減額されるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成の討論のお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第4号については、当委員会として可決をいたしました。 続いて、議第7号香芝市自転車駐車場条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りしたところ、簡易採決で議第7号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第14号平成15年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明の後、委員から、旭ヶ丘の保育所用地の購入が延びた理由について質され、理事者から、旭ヶ丘の組合の解散を平成15年度の予定としていたので、保育所用地の購入も平成15年度を予定していたが、組合の解散までなお相当の期間が見込まれること、また保育所建設も現在予定していないので、今年度の購入をしなかったとの答弁がありました。 委員から、旭ヶ丘地区で公立の保育所が必要との声があり、人口も増加しているので、保育所の建設は必要ではないかと質され、理事者から、平成16年度予算には旭ヶ丘の幼稚園の建設を計上しているので、並行して保育所の建設は財政事情から厳しいものがある。保育所の重要性は認識しており、組合との協議で保育所用地を取得する方針には変わりはないので、組合の換地処分や特定調停の推移を見て、必要な時期に手当てをするとの答弁がありました。 これに対し委員から、幼稚園と保育所の同時進行で進めてもらいたいとの要望がありました。 委員から、保育所への入所の希望状況について質され、理事者から、乳幼児については空いているけれども、3歳児から5歳児はいっぱいで、希望する保育所に入れない場合もある。どうしてもという場合は待機をしていただいているとの答弁がありました。 委員から、入所希望にこたえられない件数はどれくらいかと質され、理事者から、10件程度ある。兄弟が違う保育所になることは避けるように努力をしているとの答弁がありました。 この答弁に対し委員から、来年度はもっとはるかに多い数を聞いている。今後、入所希望を聞いて、保育所の建設も検討してもらいたいとの要望がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成の討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第14号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第21号平成16年度香芝市土地取得特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りしたところ、簡易採決で議第21号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第22号平成16年度香芝市財産区財産特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りしたところ、簡易採決で議第22号について、当委員会として可決いたしました。 続いて、意見書第1号憲法の改悪に反対する意見書(案)を議題とし、提案者の説明を受けた後、委員から、侵略を目的とする憲法に改正するとは言っていない。現時点で悪いのかどうかはわからない。改悪となっているのはなぜかと質され、提案者から、現憲法の改正は、第9条をなくして、アメリカの戦争を自由に支援することができるようアメリカの要請でするものであるとの答弁がありました。 この答弁に対し委員から、現在、日本はアメリカに守られており、それを自分で守れるようにするためと、国際的な貢献をするために改正するものであると思う。憲法は平和を基本とし、現在の時代に合うように自分で守り、国際貢献できるようなものに改正すべきであると思うがどうかと質され、提案者から、世界が平和で仲よくすることは大切である。世界では日本の憲法がいいということ、第9条の戦争放棄原則を強調されている。21世紀こそ憲法第9条の原理が世界に生きる世紀である。この憲法第9条を放棄することがいかに時代錯誤かということが明らかであるとの答弁がありました。 この答弁に対し委員から、憲法第9条の放棄は決まったものではないとの意見がありました。 委員から、すべての国民は平和を維持したいと思っている。憲法は五十数年前に定められ、押しつけられたものである。いろんな世論があり、小泉首相が憲法改正の論議を提案し、国民投票で決めると言っている。これ以上民主主義的な手法はないと思う。一部の人は改正の論議もされていないうちから改悪であると決めつけている。提案者はどのような方向で論議するのかと質され、提案者から、日本が大手を振って海外に派兵しなかったのは憲法第9条があったからで、そのために日本は平和が守られたとの答弁がありました。 委員から、憲法改正すると主権在民や恒久平和や基本的人権が守られないと言っているけれども、憲法はアメリカの占領下で押しつけられたものであると認識している。他の国が日本の憲法がいいのでそのままにというのは押しつけである。また、イラクへは日本は軍隊を派遣しているのではなく、自衛隊員がみずからの命を守るために武装して、食糧援助や医療施設の建設等の人道支援に行っている。日本の近隣の国が日本に向け核ミサイルを配備している現状では、それに対応する専守防衛は必要であるがどうかと質され、提案者から、世界は日本の憲法第9条を見習うと言っている。イラクは国連を中心として、武器を持たず民間人が行くべきで、軍隊が行っているのでかえって憎しみの対象になり、国連の支援がしにくくなっているとの答弁がありました。 委員から、この憲法ができた当時は、共産党や社会党はアメリカがつくった憲法と言って反対をしていたように思う。今、共産党はその憲法が世界に称賛されているとか、何事にもアメリカ追従型と言っているが、そのアメリカのつくった憲法を日本独自の憲法に改正することがなぜいけないのかと質され、提案者から、日本の憲法はアメリカから押しつけられたと言われるが、日本民主勢力の運動を反映してつくられたものであり、押しつけには当たらないとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成の討論をお受けした後、採決の結果、賛成少数と認め、意見書第1号については、当委員会として否決いたしました。 以上で当委員会に付託を受けました案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れ等ございましたら、所属各委員の補足をよろしくお願いをいたします。きょうは随分原稿が長いため、空気の吸い込みの調整が難しく、大変お聞き苦しかったことをおわびいたしまして、委員長報告といたします。 ○議長(田中保君) ただいま竹下総務委員長から経過につきましても大変シビアに報告を受けたわけでございますが、委員長報告に対して質疑を受けます。 はい、10番中川君。 ◆10番(中川廣美君) 私、総括質疑を2点しておきまして、その内容が私の質問した内容とちょっと少し食い違うように思うんですけども。 まず、補正予算なんですけども、予算を提案されて不用額にされると。その段階で地元同意が得られなかったと。地元同意が得られないその段階のことを質したわけですわ。そやから、予算を提案されて予算を組んで、それ地元同意が得られない、その間に地元にどのような働きをして、まあ言うたら部長が何回行って、入札の最高責任者の助役が2回ほど行って、それで結果あきませんでしたという、そういう内容を聞きたかったわけですわ、努力されたことをね。ただ単に地元の同意得られなかって予算不用なというて、それはもう別に予算上にのってることやからね、どういうようになってるんかそんなんわかってることであって、その部分をどう質されたのか。 それと、議第1号。議会とのかかわりで、これ私、予算特別委員会でもあったと言うてましたけども、個人情報保護法とか守秘義務を盾に、常任委員会で予算を審議するのに中身わからんと、それを盾に内容も言われないで議会は議決していくんかと、そのときはどうなるんかという質問をしといたわけです。それが全然触れられてないと。 ○議長(田中保君) 中川君、これは日程8の個人情報の問題ではなしに、議第1号に対しての総括質疑やな。 ◆10番(中川廣美君) そうそうそうそう。 ○議長(田中保君) そやな。はい。 ◆10番(中川廣美君) それ今でも答え出てないわけです、私の質問に対してね。それどうされたんかお聞きします。 ○議長(田中保君) 委員長、ただいま中川議員の方から不用額の問題、それから議第1号に対する個人情報に関連するそれらの総括質疑に対して委員会としてどう審議されたかと、こういうことでございますので、先ほども触れられていた部分もあると思うんですが、答弁。
    総務文教委員長竹下正志君) まず、議第9号の補正減額についてでありますが、中川議員の総括質疑において狐井の踏切の状況についても審議するようにというように私どもは解釈をしており、その理事者の説明によれば、何回も地元自治会との調整をお願いしたけれども、それがなし得なかったと。したがって、計画を断念せざるを得ないということであり、その交渉の中身にどんなやりとりがあったとか、回答がなかったとか、そのような中身の問題については質しておりません。 続きまして、個人情報のことでありますが、いわゆる報告のとおり、開示請求を受けたけれども、不開示としたことに対して不服があり、情報公開審査会で審査をした結果、不開示に不適当とみなされたことについては開示をされており、その他については審査会が判定をして開示する必要なしと判断をされたものでありますので、それ以上のことについての審議はする必要がないと思います。 ○議長(田中保君) はい、中川君。 ◆10番(中川廣美君) 私ね、付託してるんですからね、審議する必要ないというのはおたくが決めることじゃないですやろ。そんなおかしい話ないですやろ。何のための付託ですの。これ問題ですやん、その発言は。議長、これ問題ですわ、ちょっと。こんなことを発言されたら何のための付託かわかりませんやんか。 ○議長(田中保君) はい、竹下君。 ◆総務文教委員長竹下正志君) 第9号の総括についての内容は、狐井踏切の6,000万円は予算計上しておきながら執行できていない、その理由はなぜか。事業達成について努力をしたか、そのことを質せという趣旨のものでございました。したがって、なぜ実行できなかったか、あるいは執行努力についてはどうしたかちゅうことについても、理事者から再三再四交渉をし、事業達成の会議も打ち合わせも努力はしたと言っているものを、今さら努力してないとかちゅうことには当たらないと判断します。 それから、情報開示の総括では、平成15年度に市長交際費の開示請求が出ています。情報審査会の判断により開示するべきものはされ、不開示扱いとなっているものは不開示ということでありますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(田中保君) はい、よろしいか。 はい、中川君。 ◆10番(中川廣美君) 踏切の場合は、どういうぐあいに努力されたか私は言ってるはずです。そやから、その分はまあまあそれもええとしても、一番大事なんは、予算特別委員会、常任委員会で何に使うんかもわからなくて議決するということに問題があるわけです。個人保護とか守秘義務とかを盾にされて、議会の場で聞いても何に使うんも言われなかって、それで可決していくのはこれは問題じゃないですか。その部分を聞いてるわけです、一番大事な部分を。 ○議長(田中保君) このまま暫時休憩します。              午前11時42分 休憩              午前11時44分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開します。 ◆総務文教委員長竹下正志君) 少し説明不足というか、舌足らずでございましたけれども、さっきの報告の中で、香料と見舞いについては個人情報として開示すべきではない、これは審査会の結論でございます。また、会費や祝い金は開示すると相手の信頼関係を損なうおそれがあるということで、いずれも審査会として不開示をしてもよろしいという指示を受けておるわけであります。もとより市長交際費のどの部分を質せ、どの部分を聞けとおっしゃってるのではなくて、交際費全般のことでありますから、我々としては香料、見舞い、会費、祝い金、こういう項目について審査をしましたけれども、いわゆるそういう不開示を認めるという公開審査会の諮問がある以上は、それを超えてまで中に深入りをすることは差し控えたという意味でございます。 ○議長(田中保君) はい。 ◆10番(中川廣美君) 一般的な話じゃ何も聞いてないわけです、私、総括でね。議会とのかかわり、常任委員会、予算特別委員会でのかかわりを聞いてるわけです。その場で、祝い金とかそんなんだけじゃなしにいろいろ出てくると思いますわ、個人保護やとか守秘義務の問題とか。その中で、やはり議会の場ですから、何に使うか、どういうぐあいに使うからこれを議決をお願いしますというのが本来の姿じゃないですか。それを知らされもせんと、何もわからんと提案して何に使うんかわかりまへんねんと、言えまへんねんという形で議決していけるんかと。この問題はこれからどねんしていくんかという前提のもとに私は総括してるわけです。その辺が全然何も問われてないと。一般的なこと、私、情報公開いろいろやらせてもうてよく知ってます、言うてもらわんでもね。そやから、その部分をどうするんかと聞いてるわけです。              (16番清水一雄君「議長」との声あり) ○議長(田中保君) はい、清水議員。 ◆16番(清水一雄君) 大変複雑な討論で、私も黙って聞いていることのできない事態かなあと思いますので、中川議員に対して納得をしていただけるかいただけないかはこれはともかくとしまして、私たちの付託案件の審査内容の不適切というような指摘を受けてるように感じますので、審査は慎重にやりました。そして、説明も受けました。議会関係の個人的な情報、持てる者は外に持ち出してはならないという趣旨のことを説明を受けました。そして、まだなお一層に私は、この守秘義務はどこまで効力があるんかというところまで質しております。職員は自分の職業上の責任は一生、自分の命あらん限り持って回るもんだと、そういう意味のものだというような説明も受けております。そういうところで、審査はしておりますけれども、中川議員のおっしゃることも、委員長は委員長なりに真剣に答弁しておりますけれども、我々も中川議員の総括質疑も踏まえて、中で審査はさせていただいたつもりでございますので、この辺で中川議員、まあひとつご了解のほどお願い申し上げます。議長、すみません。 以上。 ○議長(田中保君) はい。ただいま議会運営委員長でもあります清水議員の方から議事進行とみなす発言をいただいたわけでございます。私も全くそのとおりだと。ただ、委員長としての答弁についていろいろ疑問はあったけれども、今おっしゃったように、委員会としては本会議で付託を受けて、真摯にやはりそれについては審査をしていると。ただ、提案の出し方として、先ほど中川君のご意見がありましたように、今後の問題として、今回の提案等々については不用額と、こういうことでありますから、こういった問題や、あるいは審査の中身の問題、こういった点についてはやはり慎重にすべき点があるかもわからんと。しかし、今回については、総務文教委員会としては慎重に審査をしていただいた、こういうご理解で質疑を打ち切りたいと思いますが、よろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ほかに。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ほかにないようでございますので、質疑を打ち切ります。 それでは、議第1号について、討論を受けます。 まず、反対討論について受けます。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) それでは、議第1号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定することに反対します。 この条例の整備は、関係法令の規定の整備であり、するしないは行政の裁量の問題であると、このように言われておるわけでありますけれども、次の諸問題を指摘し、反対討論を行うものであります。 まず第1に、地方独立行政法人法とは、自治体の事務事業を職場ごと外部化するための受け皿として、地方独立行政法人という新たな組織を自治体の外部につくることができる法律であり、今民間企業で猛威を振るっている、不採算部門を分社化し、分社化した部門の社員を丸ごと転籍し、効率が上がらなければ分社化した会社を解散し社員を解雇するという手法を自治体にも導入しようとする制度で、法人化される職場の公務員は自動的に法人職員となり、非公務員型の法人の場合は自動的に公務員の身分を剥奪され、賃金、労働条件も効率最優先で大幅に切り下げられるという法律であります。 第2は、理事長は自治体の長が議会承認なしで任命し、他の役員や職員は理事長が任命すると言われております。そのために自治体の長と理事長に権限が集中し、議会のチェックはほとんどなされず、地方独立行政法人の行う事業、業務に対する議会のチェック機能が空洞化することとなります。また、住民監査請求や情報公開制度の保障もされていませんから、住民の監視や住民参加という自治体にとって大事な機能も喪失します。 第3に、地方独立行政法人は公的責任が明確でなく、しかも採算優先の業務運営でありますから、採算がとれなければ住民サービスの後退、住民負担の拡大の可能性があります。また、解散することができますから、全くの住民サービスの切り捨てにつながります。 第4に、基本的には、構造改革を推進するための国づくりということが言えると思います。今まで国や自治体が責任を持って進めてきた国民の福祉や医療などのサービスをどんどん切り崩し、巨大企業などのもうけの対象にする。そのためにさまざまな規制を緩和して、何でもかんでも民間企業に勝手気ままに競争させて営利活動を自由にさせるというものである、このように言われております。 以上、4つの理由によりまして、地方自治の本旨をゆがめ、自治体の分社化、リストラ促進地方独立行政法人法の施行に伴い条例を制定化することについての議第1号の反対討論といたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 はい、黒松康至議員。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。議第1号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定することについての賛成討論を行います。 本条例は、地方独立行政法人法施行に伴う関係整備法の施行に伴って関係法令が改正されたため、それを引用している本市の関係条例の整備を行ったものであり、必要な条例改正であると考えます。特に、情報公開や個人情報保護の対象を地方独立行政法人法にまで広げているという意味におきましては、行政の透明化及び市民の個人情報保護の条例改正であると理解いたします。 なお、現段階においては、本市で具体的に地方独立行政法人化が検討されているわけではありませんが、今後地方独立行政法人を設置する場合におきましては、慎重な議論が必要であると考えます。 以上によりまして、議第1号に賛成するものであります。議員諸公のご賛同よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案について、総務文教委員長報告どおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。 賛成多数と認め、議第1号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第2号につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議ないようでありますので、議第2号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第3号について、直ちに討論に入ります。 反対討論を受けます。 はい、芦高省五議員。 ◆6番(芦高省五君) それでは、議第3号香芝市職員の退職手当に関する条例の一部を改正することについて反対します。 この条例の一部改正案は、官民較差の是正をしていくための条例の一部改正だと言われておるわけでありますけれども、長期にわたり香芝市の職員として働いてきた職員に対し、段階的に退職手当を減額していく、削減していくという改正案であります。経過措置として、現行の100分の110を段階に調整し、平成16年度で100分の7、率で2.72%、17年度で100分の104、率で5.45%まで下げていく、削減していくという内容でありますが、昨今の社会情勢をかんがみても、公務員であるから我慢せよではなく、長年の勤務に報いていくということから、現行の100分の110を退職手当として支払っていくべきであると、このように考えるわけであります。したがいまして、議第3号香芝市職員の退職手当に関する条例の一部を改正することに反対いたします。 反対討論終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 黒松康至議員。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。議第3号香芝市職員の退職手当に関する条例の一部を改正することについて、賛成の立場から討論いたします。 本案は、国家公務員退職手当法の改正に準拠して改正されたものであり、官民比較による改正で、職員の手当が減じられるという心苦しい面もございますが、昨今の社会経済情勢の上に立っていたし方ないものと思われ、本調整率が景気の回復とともに再び上昇に転じられることを期待いたしまして、議第3号の賛成討論といたします。議員諸公のご賛同よろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案について、総務文教委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認め、議第3号につきましては、原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第4号について、直ちに討論に入ります。 反対討論を受けます。 はい、芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) それでは、議第4号香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについて反対します。 香芝市の行財政改革に伴う旅費支給条例の一部改正とのことでありますが、従来より2分の1の支給や4分の1に支給になるということであります。わずかな旅費金額を減らしていく、総額では560万円ほどカットするということのようでありますけれども、このようなみみっちいことをせず、気持ちよく働いてもらう、そのためにもやはり現行の支給を貫くべきであると、このように考えるわけであります。したがいまして、議第4号香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することに反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 黒松康至君。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。議第4号香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについて、賛成の立場で討論いたします。 これも先ほどと同じく、職員の手当が減じられるということで非常に心苦しいのでありますが、本案は行政改革の一環として見直しされ、旅費、日当の適正化につき、旅行実態に即して行った合理的な制度に見直されるものであり、また県、各市と整合性を持たせた改正となっております。よりまして、議第4号につきまして賛成するものでございます。議員諸公のご賛同よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) 賛成多数と認めます。議第4号につきましては原案どおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第7号につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することに異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 異議ないようでございます。議第7号につきまして、原案どおり可決することに決します。 続きまして、議第9号について、直ちに討論を行います。 反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) 議第9号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第3号)について反対いたします。 この補正予算は、不用額の調整の補正予算と言われております。歳入で地方交付税の1億5,700万円をはじめ、国庫支出金、県支出金、財産収入等の大幅な歳入減にもかかわらず、歳出で多くの不用額が生じています。今必要なことは、これだけの不用額が出ること自体わからなくもありませんが、多くの不用額を出さずできるだけ使い、それで景気回復を図るべきの補正予算にすべきである、このように考えるわけであります。したがいまして、議第9号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第3号)について反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を省略します。 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第9号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第14号について、直ちに討論を行います。 反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) 議第14号平成15年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について反対いたします。 この補正予算は、旭ヶ丘保育所の用地買い上げの土地が特定調停等の話で延びた、それが減額になったということでありますけれども、今必要なのは市民要求の強い保育所をつくっていくことであります。この補正第1号では市民要求に背を向けると言わざるを得ません。やはり旭ヶ丘保育所の用地を買い上げ早急に建設を進めていく、その方向で努力すべきであると考えるわけであります。したがいまして、議第14号平成15年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 黒松康至君。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。議第14号平成15年度香芝市土地取得特別会計補正予算案に賛成の立場で討論いたします。 この補正予算は、12月議会で可決されました都市開発基金の廃止に伴う基金残額の処理及び保育所用地取得見送りに伴う予算の措置を行うものであります。保育園用地先行取得につきましては、必要であるというのは理解できるのでありますが、取得時期を延期するのは、特定調停に入っているということもありまして、財政上の措置であると理解するものであります。 以上の立場から賛成討論といたします。議員諸公のご賛同をよろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。議第14号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りいたします。 議第21号につきまして、総務文教委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。 ご異議ないようでございます。議第21号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りいたします。 議第22号につきまして、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ありがとうございます。 ご異議ないようでございます。したがいまして、議第22号につきましては原案どおり可決することに決します。 続きまして、意見書第1号についてを議題といたします。 直ちに討論を行います。 委員長の報告は否決であります。したがいまして、総務文教委員長報告に対する反対討論、よろしいですか、委員長に対する反対討論からお受けします。 はい、討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) 総務文教委員長報告に反対し、憲法の改悪に反対する意見書を賛同者の一人として賛成討論を行うものであります。 憲法は、日本国民とアジアの人々におびただしい惨禍と犠牲を強いた侵略戦争への痛苦の教訓に立って、主権在民、恒久平和、基本的人権、国権の最高機関としての国会の地位、地方自治など、民主政治の柱となる平和的、民主的な条項を定めています。とりわけ武力行使の永久放棄や戦力不保持を明記する第9条は、世界に誇るべき平和の原則であります。ところが、今この憲法9条を改悪しようとする動きが急速に強まっています。国民の二度と他国を侵略すべきでないとの思いは強く、世論調査でも憲法9条を支持する人々が多数を占めています。今、日本がなすべきことは、先駆的な憲法の平和原則を日本と世界に役立てることであります。したがいまして、憲法の改悪に強く反対し、この憲法の改悪に反対する意見書案に賛成の立場から賛成討論を行うものであります。 賛成討論を終わります。 ○議長(田中保君) 委員長報告は否決でございました。報告に対する賛成討論を受けます。 はい、清水一雄議員。 ◆16番(清水一雄君) それでは、委員長報告に対しまして賛成の立場で討論を行います。 大変不馴れでございますので、皆さんに十分なご理解を賜るか、これは私自体自信がございません。しかしながら、この意見書の一部は理解できるところもありますけれども、憲法改悪ということは、憲法ということは全体を指した意味でございます。幅広く改悪されるわけじゃなしに、一部の改悪であればそのような表現の仕方もあろうかと思います。そして、今非常に世界のあちこちでドンパチとやられてる時期において、無防備にやはり日本人もおるわけにいかず、自分の身は自分で守るような体制づくりも必要かと思います。 そこで、いろいろと議論をしました。提案者にも質問を厳しくやらせていただきました。この憲法制定については、占領国の押しつけ憲法である、大変そういう批判のされた共産党が、また今度は非常に世界では称賛を浴びておる憲法であると。それで、今また改悪だというようなこういう変化の激しい、この事態がね、どのようにしてこの推移が起きたのかという質問に対しては何の答えもございません。よって、私はこのような不透明な意見書に対しては反対するものであります。議員諸公の高度なご理解を賜りまして委員長の報告に賛成をお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 直ちに採決に入りたいと思います。 先ほどの討論につきまして、委員長報告に対しての賛否の討論を受けたわけでございますが、議会のルールに従いまして、原案について採決いたしたいと思います。よろしゅうございますか。 本案につきまして、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成少数でございます。したがいまして、意見書第1号については、当議会として否決することに決します。ありがとうございました。 暫時休憩をいたします。 1時30分より再開をいたします。              午後0時21分 休憩              午後2時01分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 民生水道委員長報告 ○議長(田中保君) 続いて、日程に従いまして、民生水道委員会に付託をし、ご審議を願っております議第5号、議第6号、議第8号、議第10号から議第12号、議第15号、議第17号から議第19号、議第23号、議第24号、意見書第2号を議題とし、民生水道委員長から報告を求めます。 はい、河杉委員長。 ◆民生水道委員長(河杉博之君) 失礼いたします。ただいま議長のお許しを得ましたので、民生水道委員会の審査の経過と内容につきまして、委員会を代表してご報告させていただきます。 当委員会は、去る3月8日定例議会において付託を受けました議第5号、議第6号、議第8号、議第10号、議第11号、議第12号、議第15号、議第17号、議第18号、議第19号、議第23号、議第24号、意見書第2号の13議案について、3月15日に2名欠席のもと開会いたしましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、議第5号香芝市介護保険条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、この条例改正で介護保険がどのように変わるのか質され、理事者から、この改正は地方税法の条項が削除されたことにより、条例から削除するだけで、介護保険には直接影響はないとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対討論をお受けし、賛成討論を省略した後、採決の結果、賛成多数と認め、議第5号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第6号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することついてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、介護納付金の賦課限度額が7万円から8万円になるが、ひとり暮らしの8万円の人の収入はどれぐらいかと質され、理事者から、介護保険料は所得だけでなく固定資産も関係するので確かな額は言えないが、所得割が1%であるので、700万円ぐらいになるかと思うとの答弁がありました。 委員から、この改正は保険料の値上げにつながる。介護保険は値上げしないでいけるのではないかとの質され、理事者から、介護納付金は1年間で納める額を指定される。その指定額を納めないと国保から補てんしなければならない。そのため法律の改正に伴い最高限度額を改正するものであるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第6号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第8号企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、香芝市として水道関係が地方独立行政法人の方向になれば、理事者の任命や予算、決算が議会の承認なしで行われ、また市職員が法人の職員になるが、将来どのようにするのかと質され、理事者から、現時点では水道関係を地方独立行政法人に移行する考えはない。地方独立行政法人を設立する場合は、議会の議決が必要であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対討論をお受けし、賛成討論を省略した後、採決の結果、賛成多数と認め、議第8号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第10号平成15年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、基金繰入金について、以前からの黒字の積立金を繰り入れた理由について質され、理事者から、主に医療費の支払いに充てるためであるとの答弁がありました。 また、委員から、以前から積み立てたものであるので、本来市民に返すものである。一般会計から繰り入れることはできないのかと質され、理事者から、国保は特別会計であるので、国保の支払いは国保で支払うべきものである。一般会計からの繰り入れは制度として認められているものは執行しているとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第10号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第11号平成15年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、簡易採決で議第11号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第12号平成15年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、基金積立金が3,227万円であるが、これを積み立てる理由について質され、理事者から、14年度分の介護保険事業勘定のうち、介護給付費関係の黒字額が6,977万円と確定したので、補正予算額との差額3,227万円を増額補正し基金に積み立てるものであるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対討論を受け、賛成討論を省略した後、採決の結果、賛成多数と認め、議第12号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第15号平成15年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、簡易採決で議第15号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第17号平成16年度香芝市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、国保料が16億8,000万円であるが、1世帯当たりどれぐらいかを質され、理事者から、16年度予算では1世帯当たり16万4,338円、1人当たり7万8,640円と見込んでいるとの答弁がありました。 委員から、一般会計からの繰入金が昨年より減っている理由について質され、理事者から、国保担当の職員の人件費を一般会計から繰り入れているが、事務費の減と人事異動に伴う差額分、人勧に伴う給与の減少によるものであるとの答弁がありました。 また、委員から、16年度は繰入金1億5,000万円でいけるのかと質され、理事者から、非常に厳しい状況であるが、15年度は基金を全部入れ、単年度は赤字でも実質収支を黒字にして何とか16年度を乗り切りたいとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第17号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第18号平成16年度香芝市老人保健特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、簡易採決で議第18号については、当委員会として可決をいたしました。 続いて、議第19号平成16年度香芝市介護保険特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、介護保険料の特別徴収と普通徴収の人数について質され、理事者から、特別徴収は8,149人、普通徴収は2,298人であるとの答弁がありました。 また、委員から、5段階の保険料納入の人数について質され、理事者から、15年8月現在ではあるが、第1段階は51人、第2段階は2,653人、第3段階は3,766人、第4段階は1,362人、第5段階は1,438人で、合計9,270人であるとの答弁がありました。 委員から、第2段階での軽減人数とその費用及び軽減制度の拡大について質され、理事者から、軽減人数は現在4人で、費用は数万円である。また、軽減制度は今年度から始まり、現在は今の基準で実施していくとの答弁がありました。 委員から、不適切な介護報酬の返還請求が全国で6億円あったとの新聞報道があり、奈良県は少なかったが、本市での介護報酬の返還について質され、理事者から、本市では不適切な請求はない。今後の対策として、16年度予算で介護保険の給付費の適正化事業として、介護報酬の請求時点にコンピューターでチェックするシステムを組むとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第19号については、当委員会として可決いたしました。 続きまして、議案の議事進行上、議第24号を先に審査することをお諮りし、議第24号奈良広域水質検査センター組合規約の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、簡易採決で議第24号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、議第23号平成16年度香芝市水道事業会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、本市に転入してこられた方は水道料金が高いと言われているが、1戸当たりの水道料金について質され、理事者から、奈良県内29市町村の1戸当たりの水道料金は香芝市は安い方から9番目で3,150円である。自己水のみの大淀町は一番安く1,617円、一番高いところは5,020円であるとの答弁がありました。 委員から、国債を5,000万円購入予定であるが、これは水道事業とは関係なく、リスク等の問題はないのかと質され、理事者から、水道事業は独立採算により事業運営を行っており、資産の現金預金を最も確実な金融機関への預金やその他最も確実で有利な方法により保管するようになっている。14年度に改正されたペイオフ制度において、1金融機関での保護が定期預金で1,000万円である。そのため16年度で初めて投資金という形で、有利な方法として購入額に変動がなく、利率において有利な国債の購入を予定し予算計上をしたとの答弁がありました。 委員から、水道工事関係は請負率が90%から95%と高いので、安くできるように条件つきの一般競争入札でできないのかと質され、理事者から、水道管工事においては、15年度の請負率は最低が89.47%、最高が93.98%で、平均は92.55%であり、前年より下がっており、今後も香芝市水道局建設工事等請負業者選定基準要綱に基づき、市内業者の指名競争入札で行いたいとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第23号については、当委員会として可決いたしました。 続いて、意見書第2号年金の改悪に反対し、年金制度の拡充を求める意見書(案)を議題とし、提出者の説明を受けた後、委員から、年金は大切な問題なので、国も三位一体の改革の中で年金制度を改革しようとしている。年金は保険料を支払って初めて支給されるものである。生活が苦しいということも理解するが、無年金者をなくすということは難しいと思う。財源をどのように考えているのか質され、提出者から、財源については、1998年に国の支出を現在の3分の1から2分の1に決定したのに実施されていないので、それを実施すること、また年金積立金が175兆円あると言われているが、その積立金を計画的に取り崩していくこと、また景気が悪く、不況でリストラが進んでいるが、それをやめ雇用を促進して年金に積み立てること、この3点で財源を確保していけばと考えるとの答弁がありました。 委員から、無年金者をなくすことは、福祉の観点から見れば大切なことであると思うが、年金の保険料を支払わずに年金をもらうということは、それで年金制度が成り立つのかということになる。どのように考えているのか。また、年金の改悪という言葉について、何をもって改悪なのかと質され、提出者から、日本国憲法第25条において、国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利があるとされている。だれも初めから無年金者になるつもりはないと思う。何らかの理由で保険料を払うことができなかったと思う。こういう人が年々ふえているので、最低の年金額でも支給するように求められていると考える。また、現行の保険料が上がり、給付が下がるということで、現行よりも支払う人、また受け取る人にとって悪くなるので改悪という文面にしたとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成討論をお受けした後、採決の結果、賛成少数と認め、意見書第2号については、当委員会として否決いたしました。 以上で当委員会に付託を受けました案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますけれども、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) ただいま民生水道委員長から詳しく審査の報告をいただきました。質疑を打ち切ってよろしいですか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、質疑を打ち切ります。 それでは、議第5号について、討論に入ります。 反対討論を受けます。 はい、藤本みや子議員。 ◆14番(藤本みや子君) 議第5号香芝市介護保険条例の一部を改正することについて反対いたします。 国の条例整備ではございますが、株で損した場合3年間損失を考慮してもらえるが、市民が事業で損した場合は考慮してもらえない不公平がございますので、よって議第5号香芝市介護保険条例の一部を改正することについて反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を省略します。 討論を打ち切ります。 直ちに採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対は1名でございます。本案について、賛成多数と認め、議第5号については原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第6号について、討論に入ります。 はい、藤本議員に申し上げます。 会議規則に従いまして、反対討論は自席でお願いすることもありますので、自席で許してよろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、それでは自席でお願いいたします。 ◆14番(藤本みや子君) 議第6号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて反対いたします。 介護納付金が限度額を7万円を8万円にすることは、介護保険料の値上げにつながります。条例整備ではございますが、また先物取引や株で損した場合3年間損失を考慮してもらえるが、事業で損した場合3年間考慮してもらえない不公平な制度でございます。よりまして、議第6号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて反対いたします。 ○議長(田中保君) はい、賛成討論を受けます。 はい、西浦議員、自席で許可いたします。 ◆3番(西浦秋男君) 議第6号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて、賛成の立場から討論をいたします。 この条例改正の介護分の保険料の賦課限度額を7万円から8万円に上げることについては、少しでも介護分の赤字を解消しなければならないため、法律どおりに8万円に改正するもので、理解できるものであります。また、先物取引の件は、損失の繰越控除を認めることにより、証券市場を活性化し、それによってデフレにあえぐ日本経済を活性化していこうというもので、大いに評価できるものと思っております。よって、議第6号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて賛成をいたします。議員諸公のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 賛成多数と認め、議第6号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第8号について、直ちに討論に入ります。 反対討論をお受けします。 はい、藤本議員。自席でお願いします。 ◆14番(藤本みや子君) 議第8号企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについて反対いたします。 この条例の改正は、行政改革による地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備に関するものでございますけれども、香芝市では水道局なども対象になります。もし議会決議でそのようになれば、独立法人の理事長は議会の承認なしで決めることができるし、予算、決算も議会の承認なしで決められ、自治体の業務が民営化されます。職員も効率化優先により、職員の給与や労働条件の低下のおそれもございます。住民サービスが低下するおそれもございます。よりまして、議第8号企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについて反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を省略いたします。 討論を打ち切り、直ちに採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第8号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続きまして、議第10号について、討論に入ります。 反対討論を受けます。 藤本みや子議員。自席でお願いします。 ◆14番(藤本みや子君) 議第10号平成15年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について反対いたします。 補正予算増額2億3,000万円ございますけれども、増額しておりますが、総額46億3,265万円となっております。そして、基金から1億6,700万円繰り入れておりますが、このお金は前々から黒字の部分でございます。本来、市民に返すために、国保料の引き下げや減免に使うべきお金でございます。赤字が予想されるのであれば一般会計から繰り入れるべきでございます。よりまして、議第10号平成15年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 西浦秋男議員。 ◆3番(西浦秋男君) 議第10号につきまして、賛成討論を行います。 今回の補正の主な理由は、医療費の増加に対応するため基金を取り崩して充てるためのものであり、何ら問題となるところはございません。 以上によりまして、本案についての賛成理由といたします。議員諸公のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございます。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) 賛成多数と認めます。議第10号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第11号につきまして、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ご異議ないようでございます。したがいまして、議第11号につきましては原案どおり可決することに決します。 続いて、議第12号について、直ちに討論を行います。 反対討論を受けます。 藤本みや子議員。 ◆14番(藤本みや子君) 議第12号平成15年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第2号)に反対いたします。 補正予算増額2,367万円、予算総額19億1,780万円になっております。基金の積み立てが3,220万円でございますが、14年度の黒字が6,000万円の部分でございます。この積立金は介護保険料の引き下げや減免に使うべきでございます。15年度の予算も黒字になる予想もございます。介護保険は15年度に基準額2,305円から2,900円に26%値上げいたしました。値上げし過ぎでございます。よりまして、議第12号には反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論は省略します。 討論を打ち切って、直ちに採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 賛成多数と認めます。議第12号につきましては原案どおり可決することに決します。 続いて、お諮りいたします。 議第15号につきまして、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議ないようでございます。議第15号につきましては原案どおり可決することに決します。 続きまして、議第17号について、直ちに討論を行います。 反対討論を受けます。 藤本みや子議員。 ◆14番(藤本みや子君) 議第17号平成16年度香芝市国民健康保険特別会計予算について反対いたします。 予算額は45億5,300万円でございますが、国保料は16億8,670万円で、国保人数が2万人でございます。昨年より600人ふえております。1人当たり国保料は7万8,000円と高いものになっております。一般会計から繰り入れが1億5,600万円でございます。昨年より少なくなっております。人数がふえているのに、また14年度からの赤字を考えますと、一般会計からの繰り入れ1億5,600万円は少な過ぎると思います。あと1億6,000万円は増額すべきでございます。このことから考えますと、一般会計から繰り入れるお金は3億円は必要であると思います。もともと赤字が出たのは国が国庫補助を1985年に45%から38%にしたのが原因でございます。国に国庫補助も要請すべきでございます。また、市民の健康を考え、医療費を少なくするために健康づくり委託事業2,300万円を予算化され、評価はできますけれども、ドック制を2日制にするなど実施し、またがんの検診なども無料化し受診しやすくすべきでございます。早期発見、早期治療で重症化を抑え、医療費軽減対策もすべきでございます。よりまして、議第17号に反対いたします。 ○議長(田中保君) はい、反対討論はいろいろ言われたわけでございますが、一般会計の3億円を提言すべきというようなことも言われておりますけれども、それであればやはり修正動議を出して、やはり金額が言われるのやったら修正動議を出して、それをやはり議題にすると、こういうことで反対討論のやり方についてどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 賛成討論を受けます。 はい、西浦秋男議員。 ◆3番(西浦秋男君) 議第17号につきまして、賛成討論を行います。 国民健康保険の現状につきましては、不況の深刻化による保険料の伸び悩みに加え、高齢化の進展により医療費が増大し、厳しい状況が続いております。このような中で16年度予算を編成するに当たり、非常に苦心されたことと想像いたしますが、16年度におきましては新たに国保ヘルスアップ事業に取り組まれ、医療費の削減に努力していただいているものと評価できます。今後も、医療費の適正化に取り組み、保険料の確保に努力されることを望みまして、簡単ではございますが、賛成討論といたします。議員諸公のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第17号につきましては原案どおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第18号について、委員長報告のとおり決することに異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ご異議ないようでございます。議第18号については原案どおり可決することに決します。 続いて、議第19号について、討論に入ります。 反対討論を受けます。 はい、藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) 議第19号平成16年度香芝市介護保険特別会計予算について反対いたします。 予算額が19億8,000万円でございます。16年度も保険料は3億7,000万円となっております。このうち、国が決めたとはいえ、年金から強制的に直接介護保険料、特別徴収保険料を2億8,300万円徴収しております。低い年金受給者にとっては非常に厳しいものでございます。香芝市は16年度も、15年に介護保険料を26%値上げした保険料で徴収しております。26%の値上げは奈良県の平均10%の値上げより高いもので、香芝市の値上げ率は非常に高いものでございます。香芝市は奈良県でも高齢化率が一番低いものでございます。介護保険料をもっと低くするべきでございます。また、保険料は低所得者に対して軽減対策をしておりますけれども、対象者はたったの2名だけでございます。形だけの軽減対策ではなく、利用しやすい軽減制度に拡充すべきでございます。よりまして、議第19号に反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 西浦秋男議員。 ◆3番(西浦秋男君) 議第19号平成16年度香芝市介護保険特別会計予算につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。 高齢化が急速に進む中、本市におきましてもひとり暮らしの高齢者や高齢者夫婦のみの世帯も増加し、寝たきりや痴呆などの要介護状態の高齢者も増加しておりますが、これらに対応すべく介護サービス給付費は適正に配分されており、国庫補助金等の歳入ともバランスがとれております。また、今後の本市における介護保険制度の安定的な運営のための基金積立金につきましても適切に積み立てられており、今後の高齢化社会の到来に配慮された予算案であると思います。よって、本案については賛成といたします。議員諸公のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案に対しまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕
    ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第19号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、議第23号について、討論に入ります。 反対討論を受けます。 藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) 議第23号平成16年度香芝市水道事業会計予算について反対いたします。 収益的収入18億1,259万円、収益的支出が19億20万円で、単年度赤字は6,380万円でございますけれども、累積黒字は3億円ございます。資産の部では、現金預金が18億8,424万円ございます。水道料金が16億1,470万円ございますけれども、1戸当たり5万9,000円になります。また、この水道料金に消費税も8,073万円ついております。香芝市は、県水が高いためもあり、大阪より水道料金が高いと言われております。香芝市では1立米当たり販売単価202円でございますが、大阪府の柏原は152円でございます。奈良県でも大淀町では1戸当たり20立米1,017円でございますが、香芝市は3,072円でございます。高いものでございます。香芝市も将来災害対策も考え、自己水施策も計画する必要がございます。また、累積黒字3億円を市民の水道料金の値下げにも使うことも必要でございます。 また、資本的収入1億8,000万円ございます。また、資本的支出3億3,000万円ございますが、国債に5,000万円国債を買う予定にしておりますけれども、国債を買うことは水道事業と関係のない使い方でございます。 また、水道設備費2億3,000万円ございますけれども、これも従来どおりの指名競争入札でございます。条件つきの一般競争入札にして改善し、請負契約の費用の率を低めて市民の水道料金引き下げなどにも使うべきで、そのできた財源を水道料金引き下げにも使うべきでございます。よりまして、議第23号に反対いたします。 ○議長(田中保君) はい、賛成討論を受けます。 西浦秋男議員。 ◆3番(西浦秋男君) 議第23号平成16年度香芝市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 水道事業会計は、企業会計として独立採算制の原則に基づき運営しているもので、また基本事業では安心で安定した給水を継続していかなければなりません。本案の収益的収支においては、水道事業の基本収益である水道料金が、人口増加にもかかわらず増加しないという全国的な現象にあり、また香芝市では大型住宅地の住宅建設も今後減少するものと考えられることから、総収入が減少傾向に向かうことを考え、16年度予算の歳出においても業務の合理化を図り、人件費及び経常経費で積極的な経費削減がなされております。年々増加する減価償却費につきましては、積極的な事業実施からくるものとして必要不可欠なものであり、理解いたさねばなりません。 また、資本的収支におきましては、安定給水のための施設整備費及び公共工事のための受託事業にも積極的に計画をされており、本予算案は適正なものであると考えます。よりまして、議第23号平成16年度香芝市水道事業会計予算について賛成するものであります。議員諸公の皆様のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) はい、ご苦労さまでした。討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。議第23号につきましては原案のとおり決することにいたします。 続いて、お諮りいたします。 議第24号につきまして、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。 ご異議ないようでございます。したがいまして、議第24号につきましては原案のとおり全会一致で可決することといたします。 続きまして、意見書第2号について、議題といたします。 討論に入ります。 委員長報告は否決であります。委員長報告に対する反対討論をお受けします。これは原案に賛成の討論であります。よろしゅうございますか。 はい、反対討論を受けます。 藤本みや子議員。 ◆14番(藤本みや子君) 意見書第2号、委員長報告に反対し、原案に賛成いたします。年金改悪に反対し、年金制度の拡充を求める意見書に賛成いたします。 政府は、厚生年金の保険料を2025年まで毎年アップし、給付を2017年まで毎年ダウンする制度に変えようとしています。また、少子化がもっと進み、賃下げなど経済が悪化すれば、さらに給付水準を自動的に引き下げる仕組みも導入しようとしています。政府の厚生年金改悪案は、2025年以降に平均的なモデル世帯で給付水準を現役世帯の平均所得の50%まで下げることになっています。しかし、給付水準は世帯によって大きく異なり、共働き世帯では39.4%、男子単身者で36.3%、女子単身者で45%にまで下げられるようになります。とても安心して暮らせる年金とは言えません。 みんなが安心する年金問題を解決するには、1つには、雇用をふやし財源確保することでございます。人減らし、リストラが野放しにされ、厚生年金の支え手が5年間で191万人も減らされ、その上に雇用流動化で正規からパート派遣に置きかえが進み、これが年金財政逼迫の大きな原因となっております。労働者の雇用と生活を安定させ、年金の財源をしっかり確保することでございます。 2つ目には、巨額の積立金を取り崩すことでございます。厚生年金だけで175兆円を超す巨額な年金積立金がございます。この積立金が株式運用の失敗で6兆円もの巨大な損失を出しています。こうした株式運用は直ちにやめさせて、年金積立金を計画的に取り崩し給付に充てることでございます。 3つ目には、基礎年金国庫負担を即2分の1に戻すことでございます。基金年金の国庫負担分を現在3分の1から2分の1へ増額することは政府が国民に約束したことでございます。直ちに実施すべきでございます。財源は、軍事費やむだな公共事業など削り込み、高額所得者や大企業優遇の税率をもとに戻すことでございます。とりわけ低額・無年金者をなくすために最低保障年金を創設し、だれもが安心できる年金制度を確立することは緊急の課題でございます。国民生活を守り、消費を拡大し、地域経済や日本経済を立て直す道でもございます。消費税の増税ではなく、むだな税金の使い方を改め、国庫負担を増額し、年金制度をはじめとする社会保障拡充を求めるものでございます。よりまして、保険料の引き上げ、給付の削減など年金改悪をやめ、安心できる年金制度を確立すること、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設し、無年金者や低額年金者をなくすことを強く求めるものでございます。よりまして、意見書第2号年金改悪に反対し、年金制度の拡充を求める意見書に賛成いたします。また、委員長報告には反対いたします。 ○議長(田中保君) はい、ご苦労さまでした。 委員長報告に賛成の方の討論を受けます。 はい、西浦秋男議員。 ◆3番(西浦秋男君) それでは、委員長報告に賛成いたしまして、原案に反対という形で討論をさせていただきたいと思います。 ただいまいろいろと話が出ておりましたけれども、年金をとりあえず皆さん方にちゃんとした年金をしていこうとすればその財源を求めなければならないと。これは、必ずその財源というのは必要なので、足りなければ値上げも仕方ないし、いろいろ国の財源というのを皆さんに年金として払っていくために求めるものでありますから、この財源は必要なんですね。だから、その方法としていろいろ国が考えてやっていっております。そういうことで、年金はやはり保険料を掛けてもらった財源で給付することである。国民みんなが年金をもらうためには財源を確保しなければならない。これが国の財源で賄えないなら保険料の値上げも必要であるということで、私の原案に反対、委員長報告に賛成ということで、よろしくご賛同お願い申し上げます。 ○議長(田中保君) それでは、討論を打ち切ります。 直ちに採決に入ります。 本案に対する委員長報告は否決でございます。したがいまして、会議規則に従い、原案について採決をいたします。 本案につきまして、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成少数であります。したがいまして、意見書第2号につきましては否決することに決します。ありがとうございました。 暫時休憩いたします。              午後2時51分 休憩              午後2時52分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 建設経済委員長報告 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従いまして、建設経済委員会に付託をし、審議を願っています議第13号、議第20号、議第25号、議第26号をそれぞれ議題とし、建設経済委員長から報告を求めます。 はい、北川委員長。 ◆建設経済委員長(北川重信君) ただいま議長のお許しを得ましたので、建設経済委員長報告をさせていただきます。よろしくお願いします。 去る3月8日の本会議において建設経済委員会に付託を受けました議第13号、議第20号、議第25号、議第26号の4議案について、3月16日に当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過及び結果について、当委員会を代表いたしまして報告を申し上げます。 まず、議第13号平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、一般会計繰入金が約5,000万円減額されているが、なぜかと質され、理事者から、一般会計繰入金は施設整備に係る費用で、歳入の財源手だてのない公債費等についての補てんを行うものであり、それを戻しているとの答弁がありました。 委員から、各家庭の屋内工事に対する補助金制度についての考え方を質され、理事者から、補助金制度の導入については非常に厳しい財政状況下であり、また過去の接続者との均衡を図る上でもできないものと考えているとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第13号について、当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第20号平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算についてを議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、普及率について質され、理事者からは、普及率については、平成16年2月3日現在47.7%であるとの答弁がありました。 委員から、工事請負を条件つきの一般競争入札に対する考えがあるかと質され、理事者から、入札については、建設工事請負業者選定要綱に基づいて指名競争入札としているとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第20号について、当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続いて、議第25号香芝市道路線の認定について、また議第26号香芝市道路線の廃止についてを一括議題として、理事者の説明を受けました後、委員から、整理番号11番、下田東五丁目の道路については、以前に築造された道路であるが、なぜ今ごろに認定を行うかと質され、理事者の方から、この道路は開発行為によって築造され、検査に合格して帰属を受けた。帰属の年月日は平成9年4月で相当たっているが、今回整理の中で認定を行いたいとの答弁がありました。 委員から、市内でこのような路線はどれぐらいあるのか、また認定はどのように考えているかと質され、理事者から、帰属や寄附を受けながら認定しない道路は相当の数があると思います。今後は、年に二、三回の市道認定を行いたいとの答弁がありました。 委員から、市道の認定は、出てくればそのときにどんどん出せばよいと思う。市民に不利益にならないよう早く出してもらいたいとの意見もありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第25号、議第26号については、当委員会として簡易採決で可決いたしました。 以上で建設経済委員会に付託を受けました案件の審査の経過と結果について、私の報告を終わりますが、報告漏れ等がありましたら、所属各委員に補足説明をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(田中保君) ただいまの委員長報告では、付託委員会すべての議案は簡易採決でございました。委員長に対する質疑を打ち切ります。 お諮りします。 議第13号につきまして、委員長報告のとおり決することに異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、異議あり。 それでは、直ちに討論を受けます。 反対討論を受けます。 会議規則によって自席で許されることもありますので、よろしゅうございますか。はい、自席で反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) それでは、自席から反対討論をさせていただきます。 議第13号平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、反対討論をいたします。 下水道の普及率が47%近くと、普及率の向上に努力されていることに一定の評価もしたいと、このように考えるわけであります。下水道の使用料として1,330万円ふえており、消費税もかかっております。消費税は国で決められたとはいえ、公共料金に消費税をかけることにはやはりやめるべきであると、このように考えるわけであります。 また、工事については、従来からも言っておりますように、透明性のある条件つきの一般競争入札にすべきであると考えます。したがいまして、議第13号平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について反対いたします。よろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 橋本元秀議員。 ◆1番(橋本元秀君) 自席でよろしいですか。 ○議長(田中保君) はい、自席で結構です。 ◆1番(橋本元秀君) 議第13号平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、賛成の立場から討論をいたします。 今回の補正予算は、下水道使用水量の増加に伴う下水道使用料及び流域下水道維持管理負担金の増額が主であり、何ら反対する理由もございません。よって、議第13号平成15年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)に賛成いたします。議員諸公の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 直ちに採決に入ります。 本案につきまして、先ほどの委員長報告どおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。議第13号につきましては原案どおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第20号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、異議あり。 反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) それでは、議第20号平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算について反対いたします。 議第13号でも述べましたように、下水道使用料に消費税がかけられております。この消費税を行く行くは19%までにしようと国の方で策動しておるわけであります。市民にとって、消費税のかかった下水道料金は大きな負担となってまいります。 また、下水道工事でありますけれども、指名競争入札でやられておられます。指名競争入札は談合のおそれもあり、前々から常に言っておりますように、やはり条件つきの一般競争入札にすべきであります。したがいまして、議第20号平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算について反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 橋本元秀君。 ◆1番(橋本元秀君) 失礼いたします。議第20号平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算につきまして、賛成の立場から討論をいたします。 平成16年度の下水道予算は、非常に厳しい財政状況下であるにもかかわらず、市民が健康で快適な文化生活を営むためにはなくてはならない公共下水道整備事業に積極的に取り組まれております。今後も、一日も早く公共下水道が整備できるよう全力を傾注していただくことを期待いたしまして、議第20号平成16年度香芝市下水道事業特別会計予算に賛成いたします。議員諸公の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) はい、ご苦労さまでした。 討論を打ち切ります。 採決に入ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第20号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第25号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議ありですか。              (「はい」との声あり) はい、討論に入ります。 反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) それでは、議第25号香芝市道路線の認定について反対いたします。 いわゆるこの15路線のうち、同意できる路線も幾らかありますが、同意できない路線は、いわゆる行きどまりであり、袋小路の状態でもあります。事が起これば十分対処することができない、このように考えるわけであります。やはり県の開発許可の基準に問題があると言わざるを得ないわけであります。したがいまして、議第25号香芝市道路線の認定について反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 賛成討論を省略いたします。 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。議第25号につきましては原案のとおり可決することに決します。 続いて、お諮りします。 議第26号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、異議あり。反対ですか。              (「はい」との声あり) はい、直ちに討論に入ります。 反対討論を受けます。 芦高省五君。 ◆6番(芦高省五君) 議第26号香芝市道路線の廃止について、これは議第25号の関連であり、反対であります。 終わります。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 本案について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。したがいまして、議第26号につきましては原案のとおり可決することに決します。 暫時休憩いたします。              午後3時07分 休憩              午後3時48分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 予算特別委員長報告 ○議長(田中保君) 続いて、日程に従い、予算特別委員会に付託をし、審議をいただいております議第16号を議題といたしまして、予算特別委員長から報告を求めます。 はい、予算特別委員長。はい、どうぞ。 ◆予算特別委員長(清水一雄君) それでは、予算特別委員会の報告を申し上げます。 初めにお断りします。私、言葉の不十分なところも出るかと思いますけれども、その点は皆さんの高度なご判断でご理解願いたいと思います。 では、去る3月8日の本会議において予算特別委員会に付託を受けました議第16号平成16年度香芝市一般会計予算について、3月9日と10日の2日間にわたって委員会を開催いたしました。皆さんは真剣に審査していただきました。委員の方ありがとうございました。審査の順序といたしましては、総括説明を受けた後、総括質疑、続いて歳出、歳入の順序で審査を行いました。 まず、理事者からの総括説明を受けました。その説明に対して委員から、交付税が減額されているが、これに対する国の対応はどのようになるのかと質されたわけでございますが、理事者からは、平成16年度の地方財政の対応として、地域再生事業債の枠の拡大が考えられているとの答えがありました。 続いて、委員から、社会経済情勢や地価の下落により市税収入が減っているが、景気浮揚対策としてどのような予算編成を行ったのかと質されたわけでございますが、理事者からの答弁では、現在進めている都市整備関係の事業を早期完成することで固定資産税への影響や幹線道路の沿道への事業等の展開による税収が見込まれ、また効果も部分的にあらわれてくるとの答弁でございます。 続いて、委員から、三位一体の改革が行われている中で、継続事業といっても補助金等が確保できるのか、また補助金等の獲得にどのような努力をしているのかとの質問がございました。理事者から、国庫補助事業については、補助金確保のめどがほぼついているが、旭ヶ丘幼稚園の新設事業については非常に厳しい状況で、市長からも省庁へ働きかけと政治的な要望により最善の努力をされているとの答弁がございました。 また、委員からは、法人市民税が増額されているが、その理由について質され、理事者から、今後の景気見通しが若干上向き傾向にあり、国として法人税はプラス傾向が見込まれることから、本市においても全体として若干伸びると想定しているとのお答えでございました。 また、委員から、骨格予算ということであるが、6月補正をどのように考えているのか、理事者から、当初予算に計上していない継続中の事業もあり、国庫補助の獲得に努力して補正に計上していきたいとの答弁でございました。 また、委員からは、教育費がふえている一方で土木費が大きく減額されるなど、1つの事業を行えば別で削らなければならないという財政状況である。大きな事業の見直しも含めて今後財政を十分考えないと、このままでは大変なことになると思うがということを質されましたが、理事者からの答弁では、経常経費の見直しも以前から行っているが、限界があり、根本的な組織等の見直しも含めて歳出の削減を図ることも重要である、また事業中で優先順位を考え、新規事業に影響が出てくれば、事業実施年度の検討や補助事業であっても年度をずらして行うことも考えなければならないというような答弁でございました。 また、委員から、地籍調査と固定資産税の課税との関係について質され、理事者から、地籍調査の後、法務局で確定すれば新しい地籍に基づいて課税を行う。地籍調査を行っても、筆界未定地等があって確定できない状況では、現状の台帳地籍をもって課税することとなっているとの答弁がありました。 また、委員から、本予算の211億円に対して、3月の減額補正によって平成15年度予算の総額が約217億円となった。厳しい中の骨格予算と聞くが、市長選挙がなければ総額はどれぐらいの予算を組もうと思っていたのかと質されたのに対し、理事者からは、当初予算に大きな旭ヶ丘幼稚園等の予算計上をしたが、肉づけも検討している。財政的には三位一体の改革、市税の減収等によって非常に厳しい。効率的な補助金の確保や有効な起債また基金の取り崩し等によって、基本的には前年度当初予算に近い形で考えているという答弁がありました。 また、委員からは、この予算で香芝市はどのように変わっていくのかと質され、理事者からは、現在着手している街路事業では、工事が相当進んで道の形態が全体的に整ってくる、また旭ヶ丘幼稚園で一通り大きな教育施設の設備が終わることから、これから大きく変わってくるという答弁でございました。 また、委員からは、市税の滞納繰越分の予算計上の考え方について質され、理事者から、滞納繰越分に対する徴収率は、一定の期間が過ぎないと不納欠損処理ができないということもあり、現年度分より相当落ちているが、職員の努力により徴収率は年々増加している。予算編成時には前年の徴収見込み額より努力数値を入れて計上しているとの答弁であります。 続いて、委員からは、個人市民税や固定資産税が減額になっているが、なぜかと質され、理事者から、個人市民税は人口増加により均等割の納税義務者はふえるが、それ以上に不況等により所得が減ることで所得割額の減額が出てきている。固定資産税は平成15年度の評価替えの段階で、不況等の影響により国において家屋の基準単価の見直しがあり、当初見込んでいた家屋の固定資産税の減額が予想以上に落ち込んだため、当初予算との比較では減額になっているとの答弁がございました。 続いて、委員から、起債や交付税、国庫支出金などの歳入が大きく減額されているが、歳入欠陥が起こらないよう、余裕を見て安全な財政措置をしているのか、また財源を確保して十分執行できるのかと質され、理事者から、本予算は十分精査した中で現実の状況にあわせて予算編成を行っており、この中で執行することは十分可能と提案した。起債や地方交付税は見込み額そのままを計上しており、歳入欠陥のないよう執行に十分留意したいとの答弁でありました。 次に、委員からは、旭ヶ丘幼稚園を含んだ公共事業に対する対応について質され、理事者からの答弁では、地方自治法の規定で1億5,000万円以上は議会の議決が必要であることから、それに基づいてこれまで行っている。厳しい社会経済情勢であり、地元業者等への配慮についても、一般競争入札のJVの基準を引き下げて、大手と地元のJVという考え方で、特に旭ヶ丘幼稚園についても今後検討を十分しているとの答弁でございます。 以上で総括質疑を打ち切り、続いて歳出審査に入りました。 審査の進め方といたしましては、初めに2款ずつということで、最初に款1議会費から始めまして、款1議会費、款2総務費についてということで進めてまいりました。 委員から、報償費と委託料に計上されている弁護士費用について質され、理事者から、報償費は市に対して提起された行政訴訟や住民訴訟の応訴費用の枠取りとして、また委託料は日々の行政事件について相談するための顧問弁護士委託料を計上しているとの答弁がございました。 次に、委員からは、職員健康診断委託料について、職員が減ると減額になると思うが、なぜ減っていないのかと質され、理事者から、職員の健康診断を実施するため、県内の市町村が共済を通じて医師会等と契約して行うが、実際の受けた人数により、またメニューの中身によって減にもなるという答弁がありました。 続いて、委員から、奈良テレビ放送の出資金の内容を質され、理事者から、奈良テレビが平成18年12月にデジタル放送を開始することから、現在社屋を改築しており、現在の保有株1,239株に応じて増資するとの答弁でありました。 続いて、委員から、公共バスの自由乗降と有料化について質されました。理事者から、公共バスは年々利用者が増加し、ニーズも多岐にわたることから、3月中に公共バスの利用を対象にアンケートを実施する。この結果を見て今後のバスの運営に反映していきたいとの答弁でございます。 続いて、委員から、文化振興費の土地借上料の減額理由について質され、理事者から、文化センターの駐車場用地として借り上げているが、現在施工中の磯壁北今市線の事業用地に一部がかかることから、その分を差し引いて予算を計上しているとの答弁がありました。 また続いて、委員からは、放置自転車の委託料が減額されたことについて質され、理事者から、放置自転車は平成12年度約1,900台をピークに、平成15年度では約1,500台まで落ち込んでおり、徐々に台数が減って、放置自転車の状況は好転しているとの答弁がございました。 続きまして、委員から、緊急地域雇用特別対策事業の内容について質され、理事者から、学校いきいきプランとして、市内の全小・中学校を対象に、その学校が必要とする支援者を1年間雇用し、授業に役立てる制度で、平成14年度から3年の事業で、平成16年度は小学校4校、中学校1校で実施するとの答弁でございます。 続いて、委員から、スポーツ公園の事業用地の購入方法と買収単価についてということを質されたわけでございますが、理事者から、事業認可を取った第1期工事分のうち、多目的広場の建設予定部分のある西側から一部用地買収に入りたいということでございます。買収価格については、鑑定に基づいて、その範囲内で買収すべきであると考えているとの答弁で、慎重に適正価格になるように努めたいとの答弁でございます。 続いて、款3民生費、款4衛生費に入りまして、委員から、国民健康保険会計繰出金がなぜ減額されたのかと質されたわけでございますが、答弁によりましては、事務費の減額と昨年の人勧や人事異動に伴う人件費の差額によって減額であるとの答弁でございました。 また、委員から、乳児医療費の減額理由を質され、理事者から、平成14年10月に医療制度改革があり、個人負担が3割から2割に改正され、その2割分を補助している。領収書が5年間有効であるため、過去3割負担分の補助申請がまだ行われているが、平成16年度ではさらに減少すると予想して減額したとの答弁であります。 続いて、委員から、市内に独居老人が何名いて、何名が緊急通報装置を設置しているのかと質されたわけでございますが、理事者から、緊急通報装置は現在160人使用している。また、市内の独居老人約400名で、そのケアについては、在宅介護支援センターの地域型4カ所で独居老人の相談や見守り等に当たっているとの答弁でありました。 続きまして、委員から、母子家庭自立支援給付金の内容について質され、理事者から、母子家庭自立支援給付事業は、大きく分けて3つあり、1つは自立支援のための教育訓練の給付事業で、受講料の一部を支給する。2つ目は、高等職業を訓練する場合、一定期間の生活費を一部支給する。3つ目は、常用雇用転換奨励金で、事業主がパート等を本採用した場合について、事業主に一定額を給付するとの答弁がありました。 また、委員から、地震に対する保育の安全対策について質され、理事者から、本年度に不審者の侵入や地震等を想定したマニュアルを作成し、今後は訓練を十分行いたい。また、保育所の窓ガラス等について、破損した場合には散乱しないような措置をとっていきたいとの答弁でございます。 また、委員から、ごみ収集員派遣業務委託料の増額理由について、収集業務委託についてはどのように考えているのか質され、理事者からの答弁では、昨年に退職者が1名出たことによる増額である。また、委託については、将来的には民間活力を利用した形をとっていかなければならないという考え方に基づいて行っているものであると。 また、委員からは、リクエスト収集受付業務委託料の増額理由について、また電話によるリクエスト収集は不便であり、以前の方法に戻せないのかとの質問に対しまして、理事者から、増額の理由は、受付システムを変更するための増額である。また、この事業の目的は、資源の有効利用から市民にも協力を得て、限りある資源を有効に利用していくことであり、不便とは思うが市民の協力も必要であるということの答弁でございました。 続いて、委員から、なぜヘップ処理を市で行わなければならないかと質され、理事者の答弁では、ヘップ処理については、奈良県産業廃棄物処理事業補助金交付要綱に基づき、市内から発生しているヘップ・サンダルくず等を収集センターで受け、処理は業者委託をしているのであるとの答弁でございます。 また、委員から、し尿処理費の敷地借上料について、なぜ市が借地料を支払うのかと質され、理事者から、し尿は一般廃棄物であり、本来は市の責務において処分しなければならない。し尿処理の中継地は、ごみで言えば焼却場と同様の施設であると解釈している。市で設置しなければならないという考え方からやっているものであって、その借上料を支出しているとの答弁であります。 続いて、款5、款6の農林商工費、土木費であります。 委員から、鳥インフルエンザの対策について質され、理事者から、県では防疫対策本部の設置が検討されており、本市でも庁内で連絡会議を開催して防疫体制の強化に努めている。なお、必要な資材については、県で対応され、市は人的な協力を要望されているため、予算は計上していないということでございます。 続いて、委員から、有害鳥獣の農地被害に対する補償と被害の拡大に対する対策についてという質問でございますが、理事者の答弁では、農家に対して直接的な補償はしていないが、農業共済から共済金が支払われている。また、市としては防護さくをつくるため、くいを支給しているとのお答えがありました。 続いて、委員から、観光費が大幅にふえたが、何をテーマに行うのかと質され、理事者からの答弁では、菜の花とハイキングを兼ね合わせた新規事業のハイキングに係る経費が増額になった。菜の花に隣接する観光資源を市外の方に紹介するなど、観光要素を持つ資源を紹介したいとの答弁がありました。 続いて、委員から、地元業者育成という観点から、商工会との連携についてどのように考えているのかという質問に対しまして、理事者から、新年度には新規事業として菜の花・観光イベント事業への参画を求めており、地場産品の展示等についてかかわってもらう。今後も商工会と地域の振興策について議論を重ね、取り組みの強化を図りたいとのお答えがありました。 続いて、委員から、シルバー人材センターの就業状況と登録業種間の就業較差について質され、理事者から、会員数や受託事業件数も年々増加し、就業率も県下で一番高い率を維持している。しかし、仕事の依頼の多い業種と少ない業種があるため、事務局と協議を行いたいとのお答えでございます。 続いて、委員から、中小企業資金融資利子補給金が減額されているが、利用者が少なくなったのか、なぜかと質問に対しまして、理事者から、過去からの融資残高が減ってきている関係で減額したが、新年度の融資枠は前年並みの4億円を予定しているとの答弁であります。 続いて、委員から、市道の工事請負費が大きく減額されたことについて、また生活道路の拡幅や新設はどのように考えているのか、また市内業者育成をどのように考えているのかと質され、理事者から、平成15年度に計上しているJR五位堂新駅関係のアクセス道路が完成したため減額になった。生活道路の改良は、市道の狭隘危険箇所の拡幅や隅切りなどの最も必要とされるところから年次的、計画的に整備する。また、市内業者育成については、道路の新設改良事業だけなく、他の事業においても市内業者発注事業もあり、選定要綱に基づいて進めたいとの答弁でありました。 続いて、委員から、市道用地の購入費が減額されているが、件数はどれくらいを予定しているのか。また、地元要望についてどのように対応するのかと質され、理事者から、今まで年次的に拡幅を行ってきた市道の重要道路等で8カ所程度の用地買収を計画している。また、今後水路を有効利用するなど、工夫や検討行い、最も必要なところから取り組んでいきたいとのお答えでございます。 続いて、委員から、市道改良に伴う用地の買収価格について質され、理事者の答弁では、角地も内側の土地も鑑定価格で買えるよう昨年に要綱を改正した。なお、自治会要望の新設道路については、角地や起終点は鑑定価格で、中は評価額であるとの答弁がありました。 委員から、五位堂1号踏切の拡幅工事の状況について質され、拡幅に伴う市道10-13号線の道路改良工事は、平成16年度に公有財産購入費2,000万円と工事請負費4,000万円を計上しており、一部工事に着手する予定である。平成18年度に完成予定であるが、国の補助事業のため、状況により延びる可能性もあるとの答弁であります。 委員から、香芝市における区画整理事業の状況について質され、理事者から、五位堂駅前第二土地区画整理事業は、現在工事は順調に進んでいる。志都美駅西土地区画整理事業は、現在組合設立に向けた準備が進められている。また、アクセス道路や駅前広場、自由通路について、都市計画決定を行うための作業を行っている。旭ヶ丘土地区画整理事業は、現在多大な債務があり、それを解決するため奈良簡易裁判所に特定調停の申し立てを行っている。また、昨年より銀行の融資がとまっていることから、事務経費の捻出のため、権利者から事業協力金を徴収されていた。しかし、余り協力が得られなかったため、今回賦課金に変更され、今後4月か5月に徴収が行われる予定であるとのお答えでございます。 また、委員から、公園設置である遊具の補修工事の状況について質され、理事者から、遊具施設については、市及び自治会において定期的に点検を実施している。なお、補修の必要な箇所があれば、早急に修繕工事を行っているとの答弁であります。 続いて、委員から、今池親水公園の敷地借上料について、現在土地の評価も下がり、また財政が非常に厳しい中、十分考慮したのかと質され、理事者から、今池の賃借料は16年度に更新するが、交渉が難航しており、予算としては前年度と同額であるが、現状を踏まえて値下げの方向で最大限努力したいとの答弁でございます。 続いて、款7、款8、消防費、教育費について審議に入りました。 委員から、香芝広陵消防組合負担金で、はしご車の購入費用について質され、理事者から、35メーター級のはしご車を約1億8,000万円で購入予定であり、本市の負担額は約1,062万円が計上されているとのことでございます。 委員から、男女共同参画社会の実現の立場から、女性消防団員の登用に対する方針について質されましたが、理事者から、全国的に消防団員の不足が問題となっていることから、一定部分について女性消防団員の参加が指摘されており、本市においてもさまざまな機会に話し合いの場を持っている。また、昨年の改組に当たり、広報で男女を問わず消防団員を募集したが、応募はなかった。今後も女性消防団員について検討し、また消防団と話し合っていくとの答えでございます。 委員から、出初め式でも123名全員が参加したことがない。ほとんど出動や参加しない団員もあると聞くが、問題ではないのかと質されたわけでございますが、理事者から、改組に当たって、自治会や消防団に対して、できる限りそのようなことがないようにお願いしているが、できる限り出動可能な方ということで再度お願いに当たっておるとのことでございます。ただ、必ず123名が常備ということは、非常備の消防団の性格からいえば至難なことでございますとの答弁でございます。 また、委員から、婦人消防隊の現状について質され、理事者から、昨年に全員が辞退されたと消防署から報告を受けているが、解散の経緯を含めて今後の方針は、消防署と協議をしていきたいとの答弁がございました。 また、委員から、小学校、中学校、幼稚園の需用費が毎年減額されているが、事業等に支障を来さないのかと質され、理事者から、財政状況も考えた中で節約に努めており、決して事業等に差し支えのあるものではないとの考え方であるとの答弁でございます。 続いて、委員から、小学校で英語教育について質され、理事者から、平成15年度に10校の小学校5、6年生を対象に、1クラス約5時間の英語教育を実施したところ、大変大好評を得た。平成16年度は時間をふやすために予算を増額しているとの答弁であります。 続いて、委員から、旭ヶ丘幼稚園の設計管理委託料と三和小学校プール改築の設計管理委託料について質され、理事者から、旭ヶ丘幼稚園は平成15年度で設計料を計上し、16年度は工事管理料を計上しているが、三和小学校のプールについては、設計及び工事管理料を合わせて計上しているとの答弁がございました。 委員から、中学校給食について質され、理事者から、親子関係や人間関係が希薄な中で、手づくりの弁当が望ましいという考え方であったが、パンやコンビニでしか弁当を用意できない生徒も多いことから、学校給食として平成16年度から1食350円で弁当を販売することになったということでございます。弁当販売の衛生面、安全面を考え、配膳員を置くため予算を計上したのであるとの答弁でございます。 委員から、尼寺廃寺跡整備事業の用地購入費と建物移転補償費について質され、理事者から、尼寺廃寺跡整備について、平成16年度は2億5,000万円の補助事業を予定しており、建物移転補償が2件分で1億3,900万円、残り1億1,100万円で、その居宅部分の宅地等を買収するとの答弁がありました。 また、委員から、図書館費の備品購入費の内訳について、またブックのリサイクル等についての質問がございました。理事者から、備品については、一般書と児童書で1,348万円、CD、DVD等で152万円を購入予定である。また、内容が古くなった資料や汚損、破損して利用に耐えない資料を除籍しているが、14年度で除籍した本の冊数は7,572冊で、そのうちリサイクルで約6割が市民に還元し、残りの本は焼却しているとの答弁がございました。 続いて、委員から、青少年センターはプレハブのまま運営するのか、また現在センターに通う生徒・児童数は何名かという質問に対し、理事者から、現在、旧老人福祉センターの跡地を複合施設として利用することが検討されており、そこにお願いする予定をしている。現在の通所人数は8名で、そのうち中学生2名が卒業して専門学校に復帰する予定であるとの答弁でございます。 続いて、委員から、地域体育館等の管理委託料がふえたのはなぜかと質され、理事者から、平成14年度までは市民2人で管理業務を行ってきたが、昨年4月より夜間業務やナイター設置の関係で、急遽シルバー人材センターに委託した。平成16年度シルバー人材センターの業務委託料を計上したためにふえているとの答弁でございます。 続いて、委員から、総合プールの閉鎖期間中の有効利用について質され、理事者の答弁では、プール活用検討会を現在まで2回開催し、プール以外の目的に利用するには法的に可能かどうかということを協議しているとのことでございます。現在協議中でございます。 続いて、款9、款11までを議題といたしまして、委員から、公債費が2億円増額されたが、その理由を質され、理事者から、志都美小学校大規模改造事業やストックヤード用地取得事業関連で、平成12年度に借り入れた地方債が、2年据え置きで10年償還のため、その返還が16年度に新たに発生したためであるとの答弁であります。 委員から、地方債利子について、金利はどのくらいか、また高い金利については借り換えを行っているのかと質されたわけでございますが、理事者からは、金利については0%から7.5%で、平均は2%前後である。また、借り換え等について、金利の高いもので縁故債等は、交渉して必要なものは返していきたいとの答弁でございます。 以上で歳出を打ち切り、続いて歳入の審査に入ったわけでございます。 では、歳入の審査の結果を報告いたします。 まず、款1市税から款10使用料及び手数料まで行いました。 まず、委員からは、税収をふやすために企業等を誘致しなければならないが、どのように考えているのかという質問がございました。理事者から、香芝市には利便性があり、また都市計画の用途地域のさらなる規制緩和など総合的に基盤整備を行い、人々が行き交い利便性を発揮できる活力あるまちづくりに寄与することが、企業誘致等になるという答弁がありました。 また、委員から、家屋の課税について質され、理事者から、家屋の課税については、国のガイドラインに基づき、家屋と認定する分に対してはすべて課税をしているが、調査もし、漏れている場合は課税していきたいとの答弁がございました。 また、委員から、固定資産税を増収するためどのような努力をしているのかと質され、理事者から、地価等の状況を考えると、大規模な工場や商業施設等の誘致は難しいと思うが、今後は道路整備等が進んで、適地として考えるものがあれば検討していきたい。なお、土地へ現況調査また建物への建築後すぐに課税を行うなど、税収の確保を図っていきたいとの考え方を述べられました。 また、委員から、都市計画税の課税についての考え方について質され、理事者から、都市計画税については、本来賦課すべき性格のものであり、過去に県からも指導があった。市制施行当時に地方税法の改正があり、宅地並み課税との兼ね合いで現在のところ都市計画税は課税していないが、いずれ財源が不足してくる場合は検討する必要があるとの答弁がありました。 また、委員から、滞納繰越分に対する収納対策について質され、理事者から、各関係機関との連携を取りながら各個人の調査等を行い、担税力がある人は積極的に滞納処分を行っていく。担税力がないと明確に判断できれば、滞納処分の執行停止を行うとの答弁でございます。 続いて、委員から、不納欠損と強制執行状況について質され、理事者から、不納欠損額は14年度で約7,200万円、15年度では約6,000万円を見込んでいる。また、14年度の滞納処分の状況は、差し押さえ件数が15件、交付要求件数が84件、執行停止件数が64件、分納許可件数が544件であるという答弁でございます。 続いて、款11分担金及び負担金から款20市債まで審査を行いました。 まず、委員からは、高塚グラウンドのナイターの使用回数と使用期間について質され、理事者から、本年度は130件予定している。また、使用期間については、当初4月1日から10月31日までの間をナイター期間と定めていたが、11月以降も使用したいという市民からの強い要望があり、試験的に地元の同意を得て開放している状況であるとの答弁でございます。 また、委員からは、土地建物貸付収入が減額されている理由について質され、理事者から、二上診療所で老朽化をして未使用となっていた一部家屋を取り壊し、その土地を隣接する学童保育所の駐車場としたため減額したとの答弁でございます。 続いて、委員から、保育所運営費負担金が前年度に比べ1億7,000万円減額されていることについて質され、理事者から、減額分のうち6,000万円が所得譲与税で、それ以外は普通交付税で算入されるとの答弁でございます。 続いて、債務負担行為でございますが、委員からは、土地開発公社の土地の保有状況と長期保有地の状況を質され、理事者から、平成15年度末の簿価総額は約88億円を見込んでおり、そのうち5年以上の長期保有地は59億6,000万円、簿価総額に対する長期保有地の割合は約68%になる。また、総保有地面積は8万4,000平米あり、そのうち長期保有地分は5万7,000平米であるとの答弁でありました。 委員から、利息を減らすために保有地を早期処分するようにと言っていたが、その考えを質されたわけでございますが、理事者は、旭ヶ丘地区における保有地の競争入札には応募者がなかったが、平成15年度に2件の処分を行っており、今後も継続して実施に努めてまいりたいということでございます。 以上ですべての質問を打ち切り、反対、賛成の討論を受けた後、採決の結果、賛成多数で議第16号平成16年度香芝市一般会計予算については、当委員会として可決することに決しました。 以上で予算特別委員会に付託されました平成16年度の一般会計予算の審議が終わったわけでございますが、大変未熟な報告で聞き苦しい点がございましたが、その点はまた皆さんがそれぞれの考え方でご理解願いたいと思います。 どうもご清聴ありがとうございます。 ○議長(田中保君) 議第16号につきまして、ただいま委員長から報告を受けたわけでございますが、報告に対して質疑をお受けいたしたいと思いますが。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 質疑打ち切ります。 それでは、議第16号につきまして、討論を省略し、簡易採決で決することに異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議ありですか。 反対討論を受けます。 14番藤本みや子議員、反対討論を受けます。 藤本議員、済みません。暫時時間延長いたします。 ◆14番(藤本みや子君) 議第16号平成16年度香芝市一般会計予算について、反対いたします。 予算額211億円とし、5.6%予算を減らし骨格予算として、構成比は全体的に減らしてはおりますけれども、土木費17%、教育費は17.9%、民生費20%、また衛生費8%、農林商工費1.3%と、今後もこれぐらいの構成比で進める方がよいと思います。 また、用地費が高過ぎる旭ヶ丘幼稚園でございますけれども、新設とか三和小学校のプールの改築はある程度評価できます。 しかし、土木費5.9%減っておりますけれども、全体的には減らしていますけれども、都市計画費が2分の1の減額で、市道関係の費用は3分の1減らしたという形で、大型公共事業を中心のやはり予算となっております。大手のゼネコンの仕事を多くふやしております。この予算の組み方は、今までの姿勢とは余り変わらないものが見受けられます。 累積地方債は、借金は15年度末は384億円、16年度末には387億円になろうとしている予算でございます。経常収支もそれによりまして85%になろうとしている予算で、財政はますます硬直化を来そうとしております。 不要不急の大手ゼネコンのための大型公共事業をもっと減らすべきでございます。そして、命にかかわるものはふやすべきでございます。乳幼児医療費助成制度は約5,000万円予算化されておりますが、あと5,000万円あれば6歳までの乳幼児医療費助成制度ができます。 また、国保への繰り出し1億5,000万円されておりますけれども、15年度より減額しております。14年度単年度が赤字1億6,000万円あるのであれば、あと1億6,000万円ふやし、3億円の一般会計からの国保への繰り入れをすべきでございます。 教育条件整備もまた必要でございます。しかし、学校の市単独の人件費も、中学校では16人から10人に減らし、小学校は10人から8人に減らしている。十分な教育の人件費は予算はとるべきでございます。教育の需用費も16年度も減額しているのが実情で、毎年需用費は減らし続けております。教育条件の整備のためにも、教育の人件費や需用費、備品費は十分予算をとるべきでございます。大手ゼネコンのための大型公共事業を減らし、請負契約を5ないし10%減らして改善するだけで十分なお金が、財源は出てきます。 また、職員の人件費、全体的に1億5,000万円減額されておりますけれども、職員の給料を減らせば、ますます個人消費が冷え込み、景気が悪くなります。もとに戻すべきでございます。 交付税は、地方交付税が35億円で、昨年より2億数千万円減額されておりますけども、国に増額要求はするべきでございます。市税はまた77億円で、15年度予算よりも1億円減っております。しかし、法人税は約2,000万円ほど増になり、そして個人市民税が9,000万円減、固定資産税が4,000万円減となり、個人消費が冷え込んだ予算となっております。市税を安定化させるためにも、景気を回復するには個人の懐を温め、個人消費をふやす予算にすべきでございます。そのためにも地元業者の仕事がふえる市道の既設道路の改修や新設また住宅リフォーム助成制度や退職後の職員の補充などをするべきでございます。 また、鳥インフルエンザ対策も早急に今年度予算に補正予算を組むべきでございます。16年度予算は骨格予算とされておりますが、まだまだ大企業がもうかり、市民生活には厳しい予算でございます。議員の費用弁償制度もなくすべきでございます。 よりまして、平成16年度香芝市一般会計予算について反対いたします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 角田博文君。 ◆13番(角田博文君) 議第16号平成16年度香芝市一般会計予算について、賛成討論を行います。 先ほど小さなことも多かったわけでございますが、私は大きな観点から簡潔に賛成討論を行います。 本年度の予算は、211億円の骨格予算で、対前年度5.6%減額の予算が提出されましたが、現在国においては、財政構造改革を着実なものにするため、三位一体の改革が現在進められているところであり、その改革の影響から、地方財政においては地方税の減少、地方交付税の削減、国庫補助負担金が縮減されるなど、まことに厳しい財政環境であると認識をいたしております。 このような状況の中にあって、当初予算においては、歳出全般にわたり事務事業の見直し、行政の効率化を推進した上で、経常経費を中心に節減合理化を図り、少子・高齢化対策など市民生活に密着した事業を中心に計上され、骨格予算編成ではありますが、これまで進めてきた都市基盤整備、また火葬場整備をはじめとする継続中の事業と旭ヶ丘幼稚園新設事業、三和小学校プール改築事業など、補助採択を受ける事業を加えた予算編成であり、国の補助金等の財源確保を確実なものにするため、また市民のためのまちづくりに道筋をつけるためにも、切れ目をつくらない予算編成であることを評価して賛成討論をいたします。 議員諸公のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 本案につきまして、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい。反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認めます。よりまして、議第16号につきましては、原案のとおり可決することに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 発議第1号 香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正することについて ○議長(田中保君) 日程に従いまして、発議第1号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をいたさせます。 事務局長。 ◎議会事務局長(和田善雄君) 発議第1号香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正することについて。 香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を次のとおり改正する。平成16年3月24日提出。提出者、香芝市議会議員黒松康至。賛成者、香芝市議会議員高谷廣、香芝市議会議員清水一雄、香芝市議会議員中川廣美、香芝市議会議員河杉博之、香芝市議会議員橋本元秀。 以上でございます。 ○議長(田中保君) それでは、提出者から提案理由の説明を求めます。 黒松康至君。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。それでは、発議第1号の提案理由説明でありますが、案件の朗読をもって提案理由説明とさせていただきます。 発議第1号香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例について。香芝市議会政務調査費の交付に関する条例(平成13年条例第13号)の一部を次のように改正する。 第2条第2項中、「3万円」を「5万円」に改める。 附則、この条例は平成16年4月1日から施行する。 以上でございます。議員諸公のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) 提出者、ご苦労さまでございます。 議長よりお諮りいたします。 ただいま黒松康至君から発議第1号について提案理由の説明がございました。条例の一部改正でありまして、先ほど予算委員会委員長報告で既に本予算を可決をしている問題であり、ただ条例のこれに伴う一部の改正でございます。したがいまして、質疑を打ち切りたいと思いますが、よろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 質疑を打ち切ります。 お諮りします。 本案について委員会付託を省略いたしたいと思いますが、異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ご異議ないようでございますので、本案につきましては、委員会付託を省略することにいたします。 お諮りします。 本案について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、異議あり。 討論を用いたいと思います。 それでは、反対討論を受けます。 芦高省五君。 もう既に予算で可決されてるし、発議の問題ですから、その辺については理解していただいて。 ◆6番(芦高省五君) それでは、発議第1号香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正することに反対するものであります。 政務調査費には基本的には賛成であります。しかし、月額3万円を5万円にする。そうすると、年額36万円から60万円になるという今回のこの政務調査費であります。今の社会情勢から見ても、現行の年額36万円でいいのではないかと考えるものであります。したがいまして、発議第1号香芝市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正することに反対いたします。 終わります。 ○議長(田中保君) 議事進行上、議長より提案いたします。 討論を打ち切ります。よろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 直ちに採決に入ります。 本案につきまして、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認め、発議第1号につきましては、先ほど提案のとおり、原案のとおり可決することに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 発議第2号 香芝市議会が保有する個人情報の保護に関する規程を制定することについて ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従い、発議第2号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をいたさせます。 事務局長。 ◎議会事務局長(和田善雄君) 発議第2号香芝市議会が保有する個人情報の保護に関する規程を制定することについて。 香芝市議会が保有する個人情報の保護に関する規程を別紙のとおり制定する。平成16年3月24日提出。提出者、香芝市議会議員黒松康至。賛成者、香芝市議会議員高谷廣、香芝市議会議員清水一雄、香芝市議会議員中川廣美、香芝市議会議員芦高省五、香芝市議会議員河杉博之、香芝市議会議員橋本元秀。 以上でございます。 ○議長(田中保君) それでは、提出者から提案理由の説明を受けます。 黒松康至君。 ◆9番(黒松康至君) 失礼します。発議第2号につきましても、一応朗読をもちまして提案理由の説明にかえさせていただきます。 発議第2号香芝市議会が保有する個人情報の保護に関する規程を制定することについて。香芝市個人情報保護条例(平成15年条例第15号)の規定に基づく香芝市議会が保有する個人情報の保護に関し、必要な事項について香芝市個人情報保護条例施行規則(平成15年規則第15号)の規定の例による。 附則、この規程は平成16年4月1日から施行する。 以上でございます。議員諸公のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) 黒松議員、大変ご苦労さまでございます。 議事進行につきまして、議長よりお諮りいたします。 会議規則によりまして、議事進行上、提出者の説明はただいま行いました。したがいまして、討論を用いないで会議に諮って省略することができるわけでございますが、ご賛同いただけますか。異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。 それでは、質疑、討論について省略をいたします。 お諮りします。 本案につきまして、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ありがとうございます。ご異議ないようでございますので、本案につきましては、委員会付託を省略いたします。 本案につきまして、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ご異議ないようでございます。発議第2号につきましては、原案のとおり可決することに決します。ありがとうございました。 以上をもちまして本定例会に付議されました案件の審議につきましては、すべて終了をいたしました。 これをもちまして平成16年第1回の定例香芝市議会を閉会をいたしたいと思います。 閉会に当たりまして、議長より一言ごあいさつを申し上げる次第であります。 去る8日以来本日まで17日間の長きにわたり、議員諸公には本会議あるいは委員会におきまして、終始ご熱心に審議を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げる次第であります。今後とも香芝市の発展のため、議員諸公の絶大なるご協力を心からお願い申し上げる次第であります。 また、市長はじめ理事者各位におかれましては、本会期中に出されましたご意見、要望、これらに十分留意をしていただきまして、今後の市政執行になお一層のご尽力を期待するものでございます。 また、個人的ではございますが、3月末をもちまして長年の奉職を終えられます藤田産業建設部長におかれましては、香芝町時代あるいは香芝市と、長きにわたりまして市勢発展のために本当にご尽力を賜りましたことを心から御礼を申し上げたいと思います。 また、藤田部長本人の人情あふれる人格、識見また人柄につきまして、まことに見習うべき点が多々あると、このように思うわけでございます。長きにわたり市のためにご尽力をいただきました藤田部長に心から敬意を表するところでございます。今後とも健康にご留意されますとともに、藤田部長のさらなるご発展そしてご尽力に心から祈念を申し上げるところでございます。一層のご活躍を心からお祈りを申し上げますとともに、私たちに対してきょうまでの経験を十分ご指導いただきますこともあわせてお願いするものでございます。ありがとうございました。              (産業建設部長藤田榮作君「皆さん、どうもありがとうございました」との声あり) 終わりに当たりまして、これまでの議会運営に対する理事者各位のご協力に心から厚く御礼を申し上げまして議長の閉会のあいさつとさせていただきます。本当に長きにわたりありがとうございました。心から御礼を申し上げます。 それでは、理事者、閉会のあいさつをお願いします。 市長。 ◎市長(先山昭夫君) 閉会に当たりましてお礼の言葉を申し上げたいと思います。 議員各位には殊のほかお忙しい中でございましたが、去る3月8日から本日までの17日間の長きにわたりまして、私の方からご提案を申し上げました平成16年度の香芝市一般会計予算をはじめ、各特別会計、さらには平成15年度補正予算並びに条例制定、一部改正などの26議案に対しまして、それぞれ慎重にご審議を賜り、その上議員各位の高度なご理解とご協力を賜りまして、原案可決をいただきましたことを心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 本会期中に議員各位から賜りましたご意見またご指摘、ご提言等につきましては、ただいま議長からもお話がございましたように、今後心いたしまして、十分認識をし、反省すべきところは反省し、正すべきところは正しまして、執行に際しまして反映をさせてまいりたいと存じておる次第でございます。 なお、平成15年度もあとわずかでございますが、職員ともども一丸となりまして適正な執行に努力をし、市勢のさらなる発展に努めてまいりたいと考えております。 くしくもことしは第1回大会が開催されましたギリシャのアテネで再びオリンピックが開催される年でもございます。いわば原点に返ったわけでございます。ご案内のように、私もこの3月議会は、今日を振り返り、そして過去を振り返りながらさまざまな思いで緊張感もいっぱいでございましたし、そしてまた万感胸に迫る思いで今議会を過ごさせていただきまして、精いっぱいの気持ちでございました。 今任期をあとわずかに残しまして、行政の各分野で集大成に入りながら、今日までの総仕上げに努めておるところでございます。この間、議員をはじめ市民の皆さん方の多くのお支えやご支援、ご協力、お力添えを賜ってまいりましたことを深く心から感謝を申し上げる次第でございます。 さらに、改めまして不肖の身ではございますけれども、この5月に市民の審判を受けてまいりたい、そしてまた再び初心に戻りまして、本市の行政を見つめ直し、そして市民本位の行政を第一とした市政の推進に努めさせていただきたいと強い気持ちでおるわけでございます。 今後はさらに厳しい状況が待ち受けておることかと存じますが、まさに我々地方にとって生き残りをかけた戦いが始まろうといたしておるわけでございます。定着しつつございます住みよさという香芝のブランドをいつまでも守り続けながら、5年後、10年後に笑う自治体を目指しまして、英知を結集し頑張ってまいりたいと考えておりますので、議員各位には今後とも市政の推進、また限りない市勢の発展のために、より一層のご支援とご協力、お力添えを心から幾重にもお願いを申し上げまして、本日のお礼の言葉といたします。本当にありがとうございました。長時間ありがとうございました。 ○議長(田中保君) それでは、大変長きにわたってありがとうございました。 閉会いたします。                                 閉会 午後5時15分 以上、会議の顛末を記載し、その事実に相違ないことを証し、署名する。                   平成16年3月24日                   香 芝 市 議 会     議  長      田 中   保     署名議員      黒 松 康 至     署名議員      中 川 廣 美     署名議員      角 田 博 文     署名議員      藤 本 みや子...